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2人の様子にしおりをはさみました!
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2人の様子
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no side
翌朝、2年の萩野のクラスは少し浮き足立っていた。
その原因はもちろん萩野にある。
こそこそと教室の隅で女子達が密かに盛り上がっていた。
「ねー!なんかさ、今日の萩野くん色気ヤバくない?」
「わかる!!、なんかさ、頭の中何考えてるんだろ!!」
「ねーーー!あの目マジやばい!なんか企んでそうー!!!!」
「あの目で見られるだけで昇天しちゃうっ!!」
キャーっと彼女たちは赤みが増した顔を両手で隠すようなフリをした。
一方教室の隅の男子達もヒソヒソと話していた。
「……お、おい。今日の萩野どうした……。」
「し、知らねえよ…。なんか話しかけられなくね?」
「おう……。あれに触れたら終わる気がする……」
「男の俺でもうっとりいっちまいそう………」
男たちはハァーと深いため息をついた。
そんなことはどこ吹く風と、当の本人の萩野は口元に妖しげな笑みを浮かべながら窓の外を眺めていた。
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そしてもう1つの教室、1年の星野の教室もいつもと様子がおかしかった。
その原因ももちろん星野にあった。
こちらの教室では女子といつも星野と一緒にいる高橋がハラハラと落ち着けない様子でいた。
「ね、ねぇ……、ちょっと今日の星野くんヤバくない?」
「う、うん……大丈夫かな…、あんな状態だと誰かに襲われちゃわないか心配なんだけど……」
「そうよね、、どうして今日はあんな……」
「だよなぁ…、星野今日一段とヤバイよなぁ」
そう言って高橋は、「また星野見守っておかないと……」と、深いため息をついた。
逆に男子は、星野に熱の籠もった視線を向けていた。
「は、ハァ…………、今日星野ヤバイな……」
「お、おう…、なんか変な気起こしそう…………」
「い、いやでも星野なら俺全然…………っ」
「俺もっ…、可愛いし何か今日エロいし………」
男たちはもじもじと落ち着かない様子でいた。
そして星野本人もこれまたそんなことになっているとはつゆ知らず、白い頬を赤く染め上げ、ぷるっとした唇を固く引き締め、何かを懸命に耐えるような顔で今日一日を過ごした。
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