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疑問 真side
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「うーん....どうしたもんか....」
僕一ノ瀬真は悩んでいる
そのわけは彼、櫻井遥だ
「なーんか隠してるっていうかちょっと不自然だなぁ....」
何故そう思うに至ったかと言うと....
数日前
「ねえ、ハル」
ビクッ
「な、なに真?」
「ごめんね、急に話し掛けて今日の放課後空いてる?」
「ごめん、僕の家厳しくて放課後出歩くの禁止なんだ」
厳しくてって、いくらなんでも厳しすぎやしないか....?僕がおかしいのかな....?
「そうなんだ、ごめんね無理言って」
「ううん全然大丈夫、むしろこっちこそごめんね、あ!でもね、学校で勉強するのとかは放課後でも大丈夫だよ!」
「そうなんだ?じゃあ今度一緒に勉強しよう?」
まあ、ハルは頭いいと思うけどね
「うん!もちろん!
「それと、前から思ってたんだけど暑くないの?」
「え、えとね、こ、これ着てないとなんか、あの、ふ、不安で....」
不安....?何が....?
それにこんなに暑いのに....
確かに時期的にはまだ長袖を着ていてもおかしくはないけど....今年はすごく暑い。
それにこの顔....何かを怖がってるみたいな....
「そうなんだ、熱中症とかになって倒れないようにね?」
「う、うん、ありがと」
やっぱり怪しい......
こんな出来事があったんだ、極度の寒がりとかなのかもしれないけど汗もかいていたし、
何より扇風機の下で涼んでたりしてるんだ、寒いわけがない。
「なにかあるな....」
まあ、本人が話したくなるまで待とう
無理にきいて気まずくなるのも嫌だし
それに....ああやってすごく綺麗な顔で笑うハルを....苦しめたくない。
次の日
「おはよ、ハル」
ビクッ
「お、おはよ真今日もキラキラしてるね、」
なんだそれ
「それはどうも、でもそれを言うならハルは今日も綺麗だよ?」
「え、あ、あの、う、うん。き、綺麗....ね、あ、あの、ありがと」
どうしたんだろうか、綺麗って言った途端なにかに怯えるような....
「ごめんね、気に障ったのなら謝るよ。」
「う、ううん!気に障ったなんてそんな!ただ、ちょっと.....ね、」
「大丈夫?すごく怯えたような顔をして、何かあったの?」
「そ、そんなこと、な、ないよ!!大丈夫!!」
本当に大丈夫だろうか
「そっか、でも、無理しちゃダメだよ」
「う、うん、ありがと」
ハルはそういって微笑んだ
「っ!い、いいえ」
不覚にも可愛いと思ってしまった....
ま....さか....ね?男同士....だよ....?
でも....この感じ....
初めて会った時にも感じた不思議な気持ち....
もしかして....
「?変な真」
「そ、そうかな?」
一ノ瀬真16歳男に恋をしてしまったかも知れません
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