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ハングリーライオンにしおりをはさみました!
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ハングリーライオン
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久し振りに映画館に来たせいか、外に出ると目がチカチカした。
時刻はお昼頃、腹を空かせた俺たちは、個人的に気になっていた喫茶店を訪れる予定だった。
何十分か歩いて、その店に辿り着いた。
しかし、ガラス張りのドアに張り紙がしてあった。
「店長がぎっくり腰のため、臨時休業…嘘だろ」
「じゃあ、あそこにする?」
コイツが指差す先にはファミレスがあった。
しかし休日のせいで客が多く、待ち時間は長くなりそうだった。
人が多いのも、待つのも苦手な俺はすぐ諦めた。
「僕がもっと調べておけば良かったね…」
「お前だって、忙しいから仕方ないだろ」
こんなに右往左往しているのも、ここの街に来るのは初めてのせいだと思う。
人が多く賑わうこの街は、俺が普段住んでいる所と対照的だった。
グダグタになってしまったことや、歩き回ったことがあり、少し疲れてしまった。
そんな俺を見かねたのか、コイツはある提案した。
「何なら、僕の家来る?」
「え?」
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