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彷徨うもの 69にしおりをはさみました!
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彷徨うもの 69
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タウエレトの迸りを受けとめたアキラの腹は、まるで仔を孕んだようにぽっこりと膨らんでいた。
事後の今、繋がったまま膝にのせてペロペロとアキラの顔を舐め回している。
そんなタウエレトはアキラの事が可愛くて堪らない。
「くすぐったい……タウぅ…… 」
ほんの少し身じろぎするだけで脳天を突き抜けるような快感が走り抜ける。
繰り返し、繰り返し達かされ続けた身体は非常に敏感になっていて、今だ硬度を保ち続けている巨大男根がぴったりと嵌っている……それだけでも感じてしまう。
「アキラ……遠方から来られている方々が帰られたら……暫く俺のところに来るか? 」
大きな身体を俯けて、抱き込んでアキラの頭や身体をさわさわと撫でる。
「うん……セベクに言ってみる。
……タウ……僕、眠い…… 」
身体を捩じってセベクを伺い見ると頷き返してきた。
「一度、身体を清めて参ろうか」
ヒトガタに戻ったセテフがそう言って立ち上がる。
先ほどまでの激情はすっかり落ち着いていて、アキラを見つめるその目は優しい。
タウエレトの巨大男根がそろそろと抜かれていく。
たったそれだけの事なのにアキラは透明に近い精液を溢して達した。
それがアキラの体力の限界だったのだろう……
タウエレトに抱かれたまま、カクンと首を仰け反らせて意識を失った。
「ラー…… 」
蕾口からキ頭が離れた瞬間、一度に閉じきらない蕾から白濁が溢れ出る。
トロトロと零れる様は新たな欲情を誘った。
「シたい…… 」
思わず呟いたアビスに叔父は微笑った。
そして意味ありげな目配せを送るとぐったりとしたアキラを受け取って湯殿へと向かう。
ポタポタと、滴り落ちるのは限界まで注ぎ込まれた雄たちの孕み種。
窄まったはずの蕾から滲むようにして溢れ出る白濁が、ふたりの後を追うものの為の道標のようだ。
湯殿の床に柔らかな布を敷いて、その上に横たえられたアキラにアビスが覆い被さっていた。
彼の剛直が白濁のぬめりを借りて男膣《なか》に呑み込まれていく。
……先ほどまでタウエレトに拓かれていた肉筒は、僅かな間に収縮して隘路に戻りつつあった。
そこをまた拓いていく……
細まった先端からカリの張った括れまで、白濁にまみれたキ頭が隘路を押し開きながら進んでいく。
S字の括れに到達し、窄口を広げくぐり抜けて男膣《なか》の位置を変えていった。
本来、括れのところで直角に近い角度で曲がっている男膣を巨根で突いて、引き出すときにカリの張りで白濁を掻き出す。
雄の性器の……キ頭の括れの本来の働き、己の前に交わった他の雄の種を掻き出すという事を実践していた。
犬歯を剥き出しにし、歯を食いしばるアビス。
そんなアビスに暫し意識を取り戻したアキラの手が差し伸べられる。
橡色の肌に絡められた白い繊手がアビスの体躯を引き寄せる。
「アビス……ちゅーして…… 」
アキラのお強請りは、どんなことでもアビスを悦ばせる。
「セティ……も…… 」
先ほどと同じように、ふたりに挟まれるようにして抱き締められ、代わる代わる口づけを受けていた身体から突然力が抜けて、再び意識を閉じたアキラを抱え直すアビス。
一日も早く、離宮を完成させてこの愛しい伴侶を迎えたいと、切に願う叔父甥だった。
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