アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
彷徨うもの 71にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
彷徨うもの 71
-
漸く一息ついたアビスの前で、本体の大ジャッカルに変化したセテフが間髪入れずにアキラに取りつく。
ごろりと転がし、柔らかい褥の上で四つん這いにするとすかさず覆い被さった。
分厚い舌が、項を、頸部を舐め上げていく。
「ラー……愛してるよ、私のラー…… 」
爪を引っ込めた肉球だけの掌がアキラの鼠蹊部と腰をしっかりとホールドする。
そして迷いなく獣巨根が蜜口をくぐり抜けてきた。
そして始まる激しい突き上げ……
ヒトガタのときよりも更に大きな体躯に後ろから抱き込まれるようにしてのし掛かられ、律動される。
とうに限界など超えてしまっているアキラは朦朧とする意識の中で、腸を突き破られるのではないかと恐怖していた。
自然と涙が溢れ、啜り泣きが始まる。
「アキラ…… 」
異常に気づいたアビスが、正面から抱き締めてあちこちに口づけてやる。
「辛いのか?
叔父上! アキラが怯えています。
いい加減にして下さい!! 」
「ラー……っ……! 」
えぐえぐと泣きながらアビスにしがみつくアキラの一際奥に……獣巨根の先端が挿し込まれ、それが弾けた。
獣の子作りがはじまった。
濃い子種が奔流となってアキラの身体を遡る。
一次射精に続いて二次射精がはじまり、ふたたび胎内に満ちる生命の源流にアキラは喘いだ。
ポロポロと溢れ落ちる涙を舐めとってアビスが囁く。
「アキラ……ほら、こうやって俺が抱いていてやるから大丈夫。
叔父上だって酷いことなんてしやしない」
「うっ……うっ……っ……セティ〜 」
しゃくりあげながら名を呼ぶアキラに更に愛しさが込み上げ、獣巨根をまたひと回り大きくしてしまう。
亀頭球が嵌って身動きが取れない状態だというのに更に膨張したしこりに膣壁を圧迫されて……また、格段に感じてしまって……アキラは啼く。
「ラー、動けるようになるまで……もう少し待っておくれ……
ラー……私のラー…… 」
「セティ……ぼく……もう…… 」
巨体を捩じって、横から覗くようにしてアキラの頬を舐めてやる。
切なげに眉を寄せて、必死で振り返ろうとするさまが更に劣情を誘って……射精が止まらない。
『嗚呼…… 』と、
感極まってアキラが喘ぎ声をあげる。
多少ゆとりができたとはいえ、亀頭球が嵌ったまま獣体のセテフが体位を変えた。
男根は今だ抜けずにいて、繋がったまま向き合う形になったので、その間中胎内を満遍なく擦られたアキラは悶絶した。
肘で後しざりして逃れようとする身体を、その巨体で懐抱する。
同時に、口づけの代わりにその舌で涙を舐めとってやった。
「ラー……愛しているよ……
この姿は……怖い? 」
アキラはかぶりを振ってセテフのその素晴らしい色艶の被毛に指を絡め……抱きついた。
「ううん……大好き……
ヒトガタのセティも、半獣のセティも……勿論この姿のセティも……全部好き……
セティ……! 」
嵌まり込んでいて、かろうじて動く亀頭球が、何の前触れもなくさらに奥まで前進して、擦られた肉筒は蠕動して膣痙攣に近い状態となる。
襞が締めつけ、亀頭球が食い込む。
空イキし始めたアキラはその全身を震わせて黒獣にしがみついた。
「ラー……ラー……
私の大切な宝物……
もう、あなた無しの人生など考えられないよ?
ひと刻も離れて居たくない……
この気持ち、わかって貰えるだろうか? 」
「叔父上……種付け交尾を一晩に二回も……
今は獣化してまで……
いくらなんでもやりすぎですよ…… 」
軽く意識をトばしてぼんやりしているアキラを膝に抱いた、ヒトガタに戻ったセテフに向かってアビスが言う。
「愛している……のだよ……
もう、自分ではどうしようもないほどに……
ラー……私は切に願う……
出来ることなら孕ませたい。
孕むまで子種を注ぎ続けたいと」
愛しげに汗に濡れた髪を手櫛で梳くセテフ。
「叔父上…… 」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
239 / 1203