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調教師ーにしおりをはさみました!
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調教師ー
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次の日、真琴は一睡も出来ることなく朝を迎えていた。身体は幾分か回復していたが、心ではまだあの行為を受け入れきれていなかった。
(はぁ…取り敢えず準備しなきゃ…)
社長を会社に送るためマンションの入り口に車を回す。30分ほど待てば入り口から橘が出てきた。その瞬間真琴の顔が強張る。橘社長の名前を呼びながらレイプされたのでいざ本人の顔が見れないのだ。
「…っおはよう、ございます。橘社長。」
「あぁ、おはよう。昨日はゆっくり休めたかい?」
「…ええ、十分休めたと思います…。」
ぎこちない会話を終えて、真琴が運転する車で会社へと向かう二人。会社へと着き秘書室を通り社長室へ入ると真琴は今日のスケジュールを橘に伝える。
「━━━以上で今日の予定になります。」
真琴は動揺する心を抑えいつも通りに振る舞う。今日はあまり社長と顔を会わせないようにしようと決意する真琴。
(しっかりしなければ…。あの事はもう、忘れよう…)
真琴が社長室を出てったその頃橘は
「可愛い顔を見せてくれる。もっと動揺するかと期待していたんだがな。ああ、また君の中に入りたいよ真琴…。」
誰にも聞こえることなく言葉を紡いでいる。
午後3時、仕事が落ち着いてきた頃、橘の元に一人の訪問者が訪ねてきていた。
「ほれ、これがこの前の録画のデータな。高画質やから、朝比奈さんの全部綺麗に撮れてんで!」
「データは貰うが、アポを取ってから会社には来い、三渕。」
「ええやんええやん!やっぱ良いものは共有したいやん。朝比奈さんの処女喪失DVDなんて会社の役員に見せたらどんな反応するか、高く売れんでー。」
「あいにく朝比奈は商品ではないのでな。あくまでも私の優秀な秘書だ。そこらの使えない役員達に触れさせもしないさ。」
「まぁそれは俺も賛成や。……それと、今日からでええねや?朝比奈さんのこと…」
「ああ、私も毎日家に帰れる身ではないのでな。早く快楽に慣れる身体にするんだ。私も時間があるときは行こう。いないときにはきちんと映像を残しておくように。」
「りょーかい。じゃあ、勝手に部屋入るわ。じゃあ、計画通りに…。」
三渕類━━━橘が学生の時に知り合った数少ない橘の裏の顔を知っている人物。表向きは広告代理店の重役の立場にいるが、裏ではSMクラブを経営している。学生の頃は心理学を学んでおり、読心術や催眠を使った治療など主に扱える。昔に橘から真琴の事を知り、今協力している。
「そや、ご褒美は!俺にご褒美!協力するからにはギブアンドテイクが基本やろ。」
「……分かっている。正直解せないがしょうがない。お前も入れるがいいさ。」
「やったー!あんな美人さん抱けるやなんて!こないだほんま我慢しとったんやからなー。」
橘は真琴がまだ秘書を務める前、小さな会社の頃に出会った。といっても、橘の一方的だが。
初めて見かけたときから橘の心を揺さぶった。さらさらの髪の毛、男にしては少し華奢だがしっかりとしている身体。橘は異性愛者だがこの時の真琴に心を奪われてしまった。引き抜きの件で真琴を側につかせようとしたが、真琴の勤めていた会社の役員達からまったが掛かった。詳しく調べてみるとその役員達は真琴の事を狙っており、毎日嫌らしい目で真琴を見ていたのだ。その事を怒りに覚えた橘はその子会社の資金を操作し、会社を潰した。役員達も2度と真琴にふれさせぬように圧力もかけて。そして、職を失った真琴に声をかけたのだ。
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