アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
15にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
15
-
「ごちそうさま」
「どう?美味しかった?」
「まぁ、、、普通に。」
正直に美味しいって言えなかった俺をみて相川さんは小さく笑った。
「そっか。次はもっと美味しく作るね」
「え、次?もしかしてずっとここに居るつもりなのか?」
「うん。言ったでしょ?春人君は僕のだから、僕の好きなようにしても悪いことじゃない。」
「、、、あんた頭おかしいよ。」
「何を言っても構わないけど、そのリングの鍵は僕が持ってるんだからあんまり悪口言わないほうがいいんじゃないかな」
悪口って、、、でも、リングを外してもらえないのは困る、それに昨日みたいなことをまたされるのも嫌だから少しは考えて行動したほうがいいのかもしれない。
「それで、なにから教えたらいいのかな…」
「全部」
「それは分かってるよ。
んーと、まずは自己紹介かな。
昨日も言ったけど、僕の名前は相川 獅音。
22歳で大学生。髪の色は生まれつきだよ。
春人君と初めて会ったのが13年前。
僕達二人ともまだ子供で、僕の両親と春人君の両親は仲が良くてね、僕が遊びに行ったときに、君と会ったんだ。
その時、春人君から凄くいい匂いがした。
甘くて人を誘うような匂い。
僕はまだ、自分が普通の人間だと思ってたからほとんど気にしてなかったんだけど、10歳のとき僕の両親や加奈恵さんと健太郎さんから色々教えてもらってやっと理解した。
それと同時に、春人君が僕にとってとても大切な人なんだって気づいたんだ。」
ん?理解できないぞ?
匂いってなんだ?
人間だと思ってたってどういうこと?
「あんた、、、人間だよな?」
「人間じゃないんだ。僕は、狼なんだ。」
「、、、は?、、何言ってんの?冗談へたくそ?」
「冗談じゃないし嘘でもない。
それに春人君はウサギだよ?」
ん?ウサギ?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 16