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距離 4にしおりをはさみました!
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距離 4
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いくら俺がシロをそばにおきたいと思っていても、シロ自身にも選択肢はあるべきだ。
いつかシロが自分の未来を選ぶ時が来たときのために、自分で生き方を決められるように最低限の知識と生活力をつけて、選択肢を広げてやらないといけない。
シロ1人でも生きていけるように。
「べんきょぅ」
「読み書きも出来ねぇんじゃ本を買ってもしょうがねえしな。…………映画でも借りるか」
「えいが…………」
こてんと首を曲げてインコのように俺の言葉を繰り返すシロ。
確か冷蔵庫の中身が少なくなっていたはずだ。
買い物に行ったついでに映画を何本か借りて帰ろう。
簡単に出かける準備を済ませ、ベットに腰掛けたままのシロを見て少し考える。
「シロも行ってみるか?」
意味がわかっていないシロは、また首を傾げるだけだった。
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