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F-1009 カエデ・F-1010 モミジ(11)にしおりをはさみました!
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F-1009 カエデ・F-1010 モミジ(11)
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家事はやはり得意なようで、ご飯も簡単なものなら作ることができるし、掃除や洗濯だって慣れた手つきでこなした。行為中は体力がないと感じていたが、どれだけ無理をさせても次の日には通常通り動くことができていることから、やはり体力があるのだろう。
「歯磨いた?」
「うん。っ・・・な、なにっ」
「別にー?」
さりげなく服の上から乳首に触れると、おもしろいくらいに反応した。カラカラと笑うと、眉間に皺を寄せてその手をはたいた。乳首は元から敏感なようで、触れるか触れないかの絶妙な弱さで焦らすと最初は抵抗するが、すぐに気持ちよさそうな顔をする。強い刺激よりも弱い刺激で焦らされるほうが好きなようだ。
「ねえ、今度ここだけでイってみる?」
「はあっ?ば、ばかじゃねえのっ」
洗濯機のスイッチを押すと逃げるように脱衣所から出て行った。もう一週間と少しが経とうとしている。この双子は早々と引き取り手が見つかり、一か月で引き渡さないといけない。引き渡す直前にカエデとモミジを会わせると、パニックを起こしかねない。そのため、もうこのタイミングで最後に会わせておきたかった。
『・・・なんだ。』
「・・・今、大丈夫ですか。」
携帯の向こう側から聞こえるのは、不機嫌なリクマの声とモミジの泣き声。何をされているのか想像もしたくないが、おそらくモミジがリクマの機嫌を損ねる何かをしたのだろう。リクマは、自分に従順な子にはあんなに泣き叫ぶようなことをしない。しかし逆らう子には引くほど酷いことをする。何度もやりすぎだとユイに怒られていたのを目撃した。
『別に。なに?手短に話せ。』
「はい。・・・カエデが、モミジに会いたいと言っています。」
『・・・・・・。』
「俺の言うことを聞くなら会わせると約束をしました。・・・そっちが良ければ会わせてあげてくれませんか。」
『お前、まだそんなことやってんのかよ。無駄に希望持たせるようなことするな。』
「・・・・・・。」
『・・・今は無理だ。いつかは出来るだろうけど、少しずつ落ち着いてきてんのにカエデに会ったらまた振り出しに戻る。』
会わせてあげるつもりがあるかのように言うことに驚いた。毎回、俺がコドモのお願いを三つ叶えてあげることに対してリクマは良いように思っていない。希望を持たせて地獄を味わわせるくらいなら、元から甘やかさないのがリクマの意向だ。それもあることから、正直条件を追加してでも無理やり会わせるつもりだった。
「わかりました。」
リクマはタイミングを図っている。俺の返事を聞くとすぐに電話は切れた。リクマと通話する前に聞こえていた掃除機の音はもうすでに聞こえなかった。
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