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11 《転入生》にしおりをはさみました!
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11 《転入生》
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《転入生》
二ヶ月過ぎる頃には、クラスにも馴染んだ。
っていうか、莫迦ばっかりじゃん、このクラス。
なんか拍子抜け。
まぁ、俺は、勉強も運動も人一倍出来るしね。
親しい友達も、増えた。
無論、莫迦にしてるのは隠してるけど。
それに気付かず尻尾振ってるは莫迦が多いし。
まぁ過ごし易いっていったらそうなんだけど。
そんなクラスに、一名だけ気に喰わない奴がいる。
そう、便利屋。
最初見た時は、イラつくけど興味ないと思ってたんだけど、
なんか、地味に鬱陶しい。
第一に、何言われてもニコニコしてるの、莫迦の極みなんじゃないか?
って言うか、イライラする!
「な…あいつ気に喰わね?」
「便利屋?
あー、確かに何考えてんだかと思う事はあるけど、いいんじゃね?便利だし!」
話、持ち掛けられた方は、キョトンとして言う。
また、これだ。
誰に話持ち掛けても、ま、いいんじゃね、便利だし…だ!
ますます、シャクになって来た!!
俺を見て、にっこり笑うのも
忙しそうに、バタバタしてるのもムカつく!!
ちょうど良い。
受験でイライラしてたしある計画を立てた。
奴は、疑う事を知らない莫迦だから、きっと上手く行く。
その為には、明日、早く行かなければ。
アイツは、朝一番乗りで来る。
そこから、15分他の奴が登校するまでが勝負だ。
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