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《那月》
守谷さんに、叱られた。
そんな事考えていなくって。
そうだよね、小学校の時、習った。
飛び出したら危ない、って。
書類も、集められなくて。
結局……僕がした事はいけない事だらけ。
いつもこうだ。
なんでかな……。
なんで……。
そう思ったら、守谷さんと別れてから涙が出て来そうになった。
ダメだよ?
道歩いてる人が、変な目で見る。
マンションに帰るまで、我慢するんだ!
と、思ってたのに……
守谷さん、どっか行こう!って!!
書類集めてくれた御礼だって!!
あ…でも……
「書類、結局集められなかった……。」
「そんな事いーんだ。
集めよう、と思ってくれたんだし。」
でも、僕のせいで書類散らかったんだよね?
って……言うの……止めた……。
守谷さんと離れたくない。
「さ、どこ行く?
水族館?
遊園地?
ショッピング…は女の子か。
半日しかないからな。
映画もいいな。」
うわ……!
行った事のない所ばっかり!!
行きたい!
行きたい!!
あ……
でも………
お父さんから、言われてたんだ。
人と馴れ合うな!…って。
人と親しくするのもダメだ!って。
………守谷さんは……
だたの知り合い。
うん、スーパーでたまに会うだけだもんね?
と、なると……
どっか行こう!って言う事自体無理じゃ?
でも、まだ守谷さんと離れたくない。
「どこ行く?那月?」
「え….…っと……スーパー!!
スーパーに行きたいです!」
うん、それならお父さんにも言い訳できる。
「はぁ??!」
なんか……不味かったかな……?
スーパーでもなんでも、守谷さんと一緒ならそれはそれで、僕としては最高なのに??
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