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イチゴ味の飴(智司目線)にしおりをはさみました!
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イチゴ味の飴(智司目線)
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竜二が初めて僕に触ってくれたのは大学生になってからだった。
お互いお酒を飲んでいて。その日も竜二は太にごめんって言われたって僕の家に来てて。
「悪い。また。お前のこと考えずに……」
そうやって言いながら飲み続けていた。だから
「ねぇ、しよ?」
そう言って無理やりキスをした。大人のキス。深くて絡みつくようなキス。
「なぁ、ほんとに俺でいいの。おれ、太のこと好きなまんまだ。」
そう言うからぼくは
「なんでもいいよ。」
っていった。
「ねぇ、竜二。太って呼んでもいいよ。目隠しして。」
「バカ言うなよ。」
お酒が入ってた割にはそんなに泥酔ではなくてだからしっかり覚えてる。
「入れるぞ」
「うんっ」
しっかり解したそこに太くて熱くて……僕の欲しかったものが宛がやれる。初めてだった。
「ふ、ふと……ぁあっおっき……。」
「わるい、あと、すこしで……。」
「んっぁぁああっ」
やっと繋がれたって思った。心は手に入らなくても体は手に入った。
その日全部が終わったあと竜二は僕に
「代わりにして悪かった」
って謝った。だから僕は
「じゃあ飴。いちごの良い奴買ってきて。」
ってわがままを言った。
それから、僕が太の代わりになる度に僕はいちごの飴を舐めた。酸っぱくてあまい。僕達みたいな味。
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