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『出られない部屋』
「…ん」
どうしてこうなった。
目が覚めたら、俺は真っ白な壁と天井の部屋にいた。まあまあふかふかの白いベッドの上で。
おかしいな。昨日はいつも通り智哉とヤりまくって、気絶した智哉の体を拭いたりして…そのまま寝た気がする。確か。
隣には、俺の目がおかしくなければすうすうと寝息を立てている実の弟が寝ているように見える。
気持ち良さそうに寝てるな…。
ここはどう見ても俺の部屋でも、智哉の部屋でもない。ぐるりと見渡して、一番に視界に入ったのは一つのドア。他には、冷蔵庫と、机と椅子と、棚…まあ、普通の部屋っぽいな。
とりあえず智哉を起こさないようベッドから降りて、ドアの方に向かう。
「…開かねえ」
ドアノブを掴み、回そうとするがびくともしない。
はぁ、と小さくため息をつく。何度か触ってみたが何も変わらない。
もう一眠りして状況が変わってなければまた考えればいいかな。
そう思い、くるりとベッドの方に向かおうと歩いたその時、カサリと足に何か触れた。
「?」
足元に目をやれば、一枚の紙が落ちていた。
拾い上げて、何度か折られていた紙を開いて、書かれている内容に目を通す。
『ドアは以下の条件をクリアしないと開きません』
『上間智哉が、相手が上間亮だと認識せずに犯されること』
『上間亮が別人の中年の男性に見える薬を用意していますので、こちらを使用してください。この薬には、相手の姿はもちろん、声なども別人のものと思わせる作用があります』
『また、筋弛緩剤の薬と、感度が通常より上がるという薬もあります。どの薬も健康に悪影響はないのでご安心ください』
『薬は即効性のもので、服用後すぐに効果が現れます』
『なお、薬の他にも目隠しや拘束具・玩具が棚の中にあります。必要であればご利用ください』
………。
それは最早他人からのレイプなんじゃないのか?智哉にとって。
…まあ、あれだけ感じやすい身体をしているから、きっと他人に犯されても悦ぶんだろうな。
少し可愛そうだと思う気持ちもあるけれど、反応が見てみたいという気持ちもある。
内容ができすぎていて、俺の夢の中のような気がしてきた。別に寝取られ願望とかはないが、弟が他人に性的に触られた時にどんな反応をするのか知りたいとは思う。
最初は引いたり驚いたりしそうだけど、すぐにあんあん言いそうだ。
昨日もヤッた記憶があるとはいえ、俺も思春期真っ盛りの男なので性欲は強い。つまり、いくらでもヤろうと思えばできる。
…うん、やってみよう。
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