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はよ買えにしおりをはさみました!
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はよ買え
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「奥田君が相談あるから家来るって」
「やっぱな」
ベッドの中で二人で寝てたんやけど(エッチじゃなくて寝てただけ)松永が携帯切って俺に言ったあと二人で眠い目こすりながら「はぁ」って溜息出た。
どーせ吉野のことやろねーあいつは「飽きる」と逃げようとする癖あるけんなー。
今までクッソいろんな男とエッチして来て何人して来たか覚えてない吉野やけん奥田一人と長続きするのかね?と俺も松永も薄々思ってたんやけどね。
んで奥田来たんやけどいきなり「吉野と夜の生活がーっ!!」とわめきだした。
「はぁー。なんですかそれ」
「俺とのエッチがつまらないって言うんですっ!!」
「吉野はなぁ.........ありゃ毎日男とっかえひっかえでエッチしてないと生きていけんかった人間やけんなぁ」
彼氏の前でそんなこと言うのも失礼な話やろーけど事実やけんしゃーない。
旅行先について来れば俺らと別行動で地元の男漁りやし、仕事終わって時間あればハッテン場通いのエロ狂い咲きやったけんなぁ。
その割には彼氏欲しいとかクリスマスとか誕生日のイベントに「ステディな彼氏がいない」とぼやいて嘆いてたんやけどそれお前のせいやろと突っ込まざるをえん。
彼氏の奥田は吉野と付き合うまで男とエッチもしてなきゃゲイ活動もしてなかったけん「初めての友達と彼氏」が吉野やったんやけどさぁ。
「奥田お前がいきなりハードモードを選ぶけんやん」
「ハードモード?」
「吉野君は捨てて他の方を探すのはどうでしょう?」
俺ら吉野と友達なのにひでぇwwww
それ以外は問題ないんやけどね、いやあるな。オネェが出たり「キィィィィィィ!!」ってヒステリックになるとこ吉野あるけんさぁ。そこは俺ら注意するんやけど。俺と松永はそん時の吉野を「オロチ吉野」と呼んでからかってる。蛇が「シャーッ!!」ってしてる感じ?読んでる人には分からんか。
「吉野と親友なんですよねっ!?ひどい言い方じゃないですか!?」
「だーれが親友か。腐れ縁っつーんだよ」
「僕が大学が同じだっただけです。奥田君、彼氏として見るには不適当な人間なんですよ、吉野君は」
「吉野それ聞いたら泣きますよ(涙)」
あいつは泣いてその後カラオケでも行きましょとか言い出してまーた涙ちょちょ切れながら女歌歌って悦に入るんやろーが。あいつの行動パターン分かってんだよ。うすら髭短髪のガチムチがオネェで女歌歌ってるとか毎回見せられてる俺らの身になれ。
「あんさー。奥田は吉野好きなわけ?」
「好きですっ!!」
「奥田君見る目無さすぎです」
「松永さん友達に対して容赦ないですねっ!!」
「友達ですけどそこはだらしないと思いますし彼氏向きの人じゃない。何度も本人に伝えてますから」
「そうそう。俺ら大学時代から吉野の男漁りに関しては言いよったけんあいつも自覚あるで?」
「でも好きになっちゃったんです(涙)俺どうすればいいんですかっ!?俺とのエッチつまんないって言うんですっ!!このままだと別れてしまいそうな勢いですっ!!」
「別れればいいと思うよ」
「別れちゃえばいいと思います」
俺らひどいこと言ってるみたいやろーけど男と女の関係と違ってゲイはエッチあってなんぼの関係だからエッチの相性が合わんのは致命的なんよ。吉野は通算して三桁は男とやってるやろーけん(多いと思った君はまだまだだ。そんなゲイの連中結構いるいる)、初々しい奥田とのエッチじゃ物足りなくてウズウズし始める頃やろねーと松永と俺で話は出てたんやけどね。
三日、三週間、三か月ってゲイの間だけなのかどーかは知らんけど俺らは言うんさ。
この期間に別れんければ長続きするっていうやつね。
んで、ちょーど三か月突入した頃じゃね?と思ったら案の定か。
「あんなんのどこがいいんだか。俺のタイプとは真逆やけん良さが分からん。俺こーいうのがいいーっ♪」
「抱きつくな。で、奥田君は別れたくないわけですね?」
「はい!!でも吉野が最近冷たいですっ!!」
「逃げモード入っとるな」
「そうだね。いつもの吉野君ならいきなり電話着拒メール拒否して逃げ回るので気を付けないといけないですよ。吉野君感情で動いちゃうから昨日デートして次の日にはそんな状態になった彼氏候補の人たくさんいたし」
「どうすればっ!?」
「あー?そりゃ吉野と別れたくないっつーんなら吉野が求めるの与えるしかねーんじゃねーの?奥田タチやろ?」
「はいっ!!」
松永がお茶を注ぎにキッチンに向かった。
この後の話の展開に気付いて嫌で松永逃げたな。
「んじゃー吉野ガツガツやられたいとかあるんやないん?あいつふつーのエッチに飽きてるんやと思うよ?あいつ俺以上にド変態やけん。吉野もエエカッコシィやけん自分からはこんな風にしろって言えんやつやけんねー。あいつは縛られたりとか目隠しされたりとかバイブ突っ込まれたりとかそーいうの好きなんじゃないん?」
奥田ドンびき。
「奥田、吉野の家行った時そーいう道具とか見つけたりしたことないん?」
「バイブはありました.........友達が忘れていったの!!冗談で置いていったのって言ってましたが」
「あいつが使ってたやつやろうwwwwwwんであいつデカチン好きやけど奥田大きいん?あいつデカチンだとテンションあがるーとか言いよったけど」
「へい(そう聞こえた)!?平均以上はあると思いますけどっ!!」
「んー?太さとかは?あいつデカチンで太いと大喜び」
「いい加減にしろっ!!」
俺と奥田の卑猥な会話に松永が怒る。
「奥田君、僕たちじゃどーしよーもないですよ。だって吉野君変態なんだもん。彼氏欲しい欲しい言う割りにはエッチのことで頭いっぱいな人なんだもん」
「そういうことー。だったら吉野の望むエッチに付き合ってやるしかないー」
「はい........」
んで奥田帰った後に松永が怒りの電話を吉野にしていた。
「松永だけど今スグ来て」
それだけ言って携帯切ってた。
声の調子で激怒りが伝わったんやろーね。吉野がすぐ来た。
んで松永が吉野に説教かまして吉野が「でもでもー」「だってー」と自己弁護始めてさらに松永ヒートアップ。
「もう別れちゃえばいい!!奥田君可哀想だよ!!」
「でもでもー。好きは好きなんだよ?でもエッチがねーつまんなくてー。そうなるとしらけちゃうんだよね」
「だから別れろって言ってる!!別れないなら二人で歩みよりーよ!!吉野君がこうして欲しいとかちゃんと言わんでエッチの不平不満だけ言うけんいかんのやろっ!?付き合う前言ったやろ!?奥田君に合わせりーよ!!」
「だってーそこは察して欲しいと言うか........ネコとしてはタチがリードして開発してもらいたいじゃない?」
「吉野君は充分開発されて恥ずかしがるような人でもないやろっ!?」
「松永君ひどい.........」
リビングで松永が吉野をボロクソ言ってその内吉野が「はい、はい」言いだした。最初から素直に聞いとけっつーの。なんでこー自分を正当化しようとするかねーこいつは........。
「長野っ!!」
「うぉ!?」
松永が急にこっち振り返って大声で呼ばれて俺驚く。
「今から奥田君と吉野君連れてショップ行ってエログッズ選びに付き合ってあげて!!」
「なんで俺がぁああああ!?」
「吉野君と奥田君じゃ、でもでもでも、恥ずかしい、だってーで前に進まんっ!!長野がついて行って二人をど突きまわしてっ!!」
ど突きまわしてって.......なんで吉野と奥田の「夜のグッズ」買いに付き合わなならん!?
「それにっ!!二丁目行きたくないっ!!」
ああね。ゲイショップ行かないかんけん松永にガン見の視線集中するのが嫌なんやろーね。
俺も二丁目行くの久しぶりなんやけど嫌やなー。俺ネットでエログッズ買ってるからなー。
二丁目何年ぶりだ?思い出したくもない。
「ネットで買わせればいいやん」
「駄目!!二人じゃ本音で言えんみたいやけん長野ついて行って!!もうめんどくさいっ!!こんなアホらしい二人のでもでもだってーがめんどくさいっ!!」
めんどくさいが発動しましたか。んじゃしゃーない。
吉野の首捕まえて引き摺って奥田呼んで二人車にぶち込んで二丁目行ってゲイショップに三人で入った。
「はよ欲しいの買え」
「欲しいのって......」
「吉野がやりたいプレイの道具はよ選べって。奥田!!てめぇもキョロキョロしてないでさっさと吉野と選べよ!!」
吉野は小声で恥ずかしそうにしてた。奥田はキョドってた。
んーな恥ずかしがるタマじゃねーだろがぁああああ。お前どんだけ男食い散らかして来てその武勇伝聞かされて来たと思ってんだぁあああ!!んーな恥じらいいらねーんだよこの変態がっ!!
松永が体調悪かったけんここずっとエッチしてないのにお前らのせいでこげな目にあってんだからはよ選べよ!!俺家に帰りてーんだよ!!エッチしてーんだよ!!
「吉野はどんなことしたい!?」
「どんなことって......」
「このバッカ共がぁあああああ!!はよ選べやっ!!そんな臭い演技みたいなやり取りいらねーんだよ!!手に持って金持ってレジ行け!!ほらこのオナホもついでに買ってけ!!」
他にも客がいるし俺は逆上してるしで二人あたふたとなんやかんや手に取ってレジに持って買い物が終わった。
「んじゃお前らそれで楽しめよ。○ネ!!休みにつまんねー相談しに来るんじゃねー!!」
二人を車で送って蹴り飛ばしてからまた車に乗る。
あいつら買った道具使うんやろーなー。想像すると気持ち悪いわ。二人共俺のタイプじゃないから想像すると気持ち悪ぃ。
「ただいまー」
「帰った?どうやった?」
「なんかいろいろ買って吉野の家に放って来た」
「うん。吉野君中途半端に綺麗ぶるから駄目だよね。もー淫乱で変態なんだから希望言えばいいのに。奥田君もいちいち吉野君の戯言を真剣に受け止めて悩んだりするからややこしい」
「俺たちもしよーよー」
「ゲホゲホ。咳出るから無理」
「嘘つけぇえええ!!お前わざとやろ!?もう治ってるやないかーい!?」
「1か月か2か月禁欲生活してみない?あともうちょっとで1か月になるし。チャレンジしてみよう」
「お前がだるいから嫌なだけやろー!?そうはいくか!!おい、今からやるぞ!!」
「もー体調治ったらすぐエッチエッチって。なんだかなー」
「なん?」
「僕はお前の性奴隷かっ!!」
「ある意味そうやね?」
「バカかっ!!」
松永に頭はたかれた。
「長野なんそれ?」
「ん?これ?」
俺の手に持ってる紙袋を松永が見る。
「俺もゲイショップで電動式のバイブと俺とお前の○ン○ン突っ込んで兜合わせやれるオナホをってぶっ!!」
追撃でもう一度殴られた。
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