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心配にしおりをはさみました!
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心配
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いただきますをして、飯を食べるよう促し、驚いた。
りつが
まだ熱い雑炊に手を突っ込んだから。
「りつっ!!!!何やってんだ!」
思わず大きな声で言ってしまった。
すると、りつの様子が一変した。
急に目をキョロキョロさせた後、頭を守って小さく丸くなる。
「ぁ、ごめっ、なさ....」
しまった。怯えさせてしまった。
雑炊からは湯気が出ていた。
熱かっただろう。
怯えているが、早く手を冷やさないと。
部屋に一人残してはおけない。
怯えるりつを抱きかかえてキッチンへ向かう。
とりあえず冷水で冷やそうと腕を掴み、水に手を近付けると、一瞬手を引っ込めようとしていたが、その後は大人しくしていた。
りつを自分で立たせ、冷蔵庫から取り出した保冷剤を布で包んでりつの手に当てる。
りつの手は震えていた。
「りつ、大丈夫か?大きな声出して悪かったな。」
「おこってます、か...?」
「怒ってないよ。心配してる。」
「しんぱい..わかんな...」
「...いつか、わかるようになろうな。」
いろんなことを教えてやりたいと思った。
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