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18歳以上ですか?
気付くにしおりをはさみました!
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気付く
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仕事が済んで、自室を出る。
そういえば昼も食べてないし作ってない。
時計は16時を示していた。
凛月、腹を空かせているんじゃないだろうか。
リビングのドアを開け
「凛月ー、ごめんなー、飯まだだっ...凛月?」
凛月の姿が見つからない。
昨日怒ってしまったから、拗ねてたり、気にして隠れてたりしてるんだろうか?
「凛月ー、飯作るぞー」
「凛月ー、どこだー?」
「凛月ー、出てこーい」
家の中を隅々まで探したが、凛月はどこにもいなかった。
急いで玄関の靴を確認すると、凛月の靴は無かった。
焦りながら奏斗に電話する。
「もしもし慧?」
「奏斗!凛月そっち行ってないか!?」
「凛月くん?来てないけど、何かあったの?」
「凛月がいなくなった。」
「いなくなった!?」
「家中探したけどどこにもいない。靴も無いんだ」
「外に?なんか心当たりないの?」
「昨日、凛月に怒ってしまった。もしかしたらそれで嫌になったのかもしれない」
「...そっか、もしかしたら帰ってきたくても迷って帰って来れなくなってるのかもしれないから、とりあえず探してみて!」
「わかった、ありがとう」
「僕も探すね」
その日は朝まで外を探し回ったが、凛月は見つからなかった。
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