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不幸中の幸いにしおりをはさみました!
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不幸中の幸い
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「命に別状はありませんよ。落ちたのが1階で本当に不幸中の幸いでしたね。それでは、12時にまた診察に来ますね」
「ありがとうございました」
俺は白衣を来た病院の先生にお辞儀をした
そして、真っ白なベッドで横になっている小早川を見た
「………」
窓を割って外に落ちていった小早川は、俺が窓の外を見た時には、ガラスの破片の中にうつ伏せで倒れていた
ガラスで切ったのか顔には切り傷が数カ所あった
ただ、落ちたのが一階からで本当に…本当に良かった
もし、これが2階、3階からだったら小早川は死んでいたかもしれない
俺は割れた窓から飛び降りて、小早川に駆け寄り保健室に連れて行った
保健室の先生が病院に連れて行った方がいいと言ったので、俺は自分の車で近くの病院まで小早川を運んだ
そして今、小早川は鎮痛剤を打ってスヤスヤと寝ている
病院の先生に怪我をした経緯を伝えると、ショックなことを思い出してヒステリックを起こしたのだろうと言った
12時になり病院の先生がまた診察に来て、異常なしと確認し部屋から出て行った
「…………ん」
「!…小早川?」
外を眺めていると、小早川が目を覚ました
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