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9.お年頃※にしおりをはさみました!
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9.お年頃※
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「んっ…あぁ…んっ」
(可愛いです遥。何と美しいのでしょうか。)
「…はぁっはぁ…っ」
(色っぽいです遥…。このまま僕のものにしてもよろしいですか?)
「…ふざけるな、雨依…」
(照れなくてもいいんですよ遥。いい加減素直になってください…僕の遥)
「いい加減起きろ雨依!!」
朝、遥の大きな声で目が覚めました。
「…今のは夢ですか?」
「呑気に夢なんか見てる場合か!学校遅刻すんだろ!何回起こしても中々起きねんだから!」
目の前には怒った表情で、ベッドの上に体を起こす僕を仁王立ちで見つめる遥の姿がありました。
「余韻に浸らせて下さい…せめて」
「はあ!?何言ってんだとっととベッドから出ろっっ!」
…はあ。遥のツンデレ具合には本当に困ったものです。
「雨依くん、頭さすってどうしたのー?」
「いえ、今朝僕の親が遅刻しそうになった僕の体を無理やりベッドの中から引きずり出すものですから頭を軽くベッドの端に打ったようで。」
「なー!?なんて親なの!?サイテイ!」
「遥は最低ではありません。たまに怒鳴ったり今朝のように余裕のない行動を取りますが、それは僕のことを愛してるから故になのです。」
「……は、はあ…」
「僕は遥のすることを全て受け入れています。」
「…雨依くんってマザコンなの?」
(マザコン?)
ー
「遥、マザコンとは何ですか?」
「…人が仕事から帰って早々お前は突拍子もないことを毎回俺に近頃聞くようになったな」
「お仕事お疲れ様です。」
「…ありがとうよ」
「それで?」
「…マザコンっていうのは、母親のことが大好きってこと」
「母親」
「…」
「とすると、遥は母親ではないので僕はマザコンではありませんね。」
「だろうよ。そう捉えるとするならまあファザコンだな」
「ファザコン…。意味は父親大好き、ですか」
「そうそう」
ふむ…。しかし何だか肝に落ちません。そもそも僕は遥を父親などと思い見たことは1度もないのですから。
「風呂行ってくる」
「はい。」
夕食後、タオルを手に遥は浴室へ向かいました。僕はリビングのソファに座り、じっと考え込みます。僕は昔から遥のことが好きです。
遥のことを支えたいと、守ってあげたいと思い生きてきました。よってやはり遥は僕にとって父親ではない、つまりファザコンではないのです。僕は遥のことを寧ろ、
「出たぞー雨依」
今朝の夢のように、性的な目で見ています。
「遥、出たんですね。」
「おう、お前も早く入れ」
そう言うと遥は布1枚を腰にまきつけた裸体のまま僕の横をいつも通りすんなり通過しました。僕はそれを目で追います。しばらく遥とはお風呂に一緒に入っていないので遥の隠された部分を目にしたのは恐らく遠い昔です。
「それにしても夏は風呂があちーぜ」
遥はそう言いながらガシガシと肩にかけていたタオルで頭を拭いています。その動きの振動で腰に巻いている薄いタオルが今にもはらりと取れるのではないかと遥の子である僕は1人遥の秘められた下半身へと意識が集中しています。
「遥、服を早く着なくていいのですか?」
じっとタオル越しにあるだろうそこを見つめながらそう話すと、ああ、と言って遥は頭を拭く動きを止めます。
「着替えるよ」
遥は手に持つタオルを傍の椅子にかけ、タンスを引きます。僕の衣装ダンスは僕の部屋にありますが、遥の衣装ダンスはリビングにあるのです。そのお陰で僕はいつも遥の着替え姿を見れるというわけです。
「雨依、お前も早く入れって」
「テレビが今いいところなので」
「テレビって…政治ニュースかよ。」
ニュースのどこに見逃せないタイミングがあるんだか、そう言いながら遥は上に夏用の半袖のパジャマを着ました。
「とか言ってお前、また人の着替え姿見てんじゃねーだろうなぁ」
…変なところで鋭い遥です。しかし、遥はこちらを見る様子はありません。もしかしたらそれについては諦めているところがあるのかもしれません。
「見てませんよ、別に。」
「そうかー?まあ見られて減るもんでもないんだけどよー」
「けど何ですか?」
遥は腰にタオルを巻いたまま、スルリと慣れたようにパンツを履きました。…ち、今回も前はおろか、こちら側に向けられた遥の生尻さえも拝めませんでした。ガードの固い遥です。
しかし、スっと腰に巻いたタオルが剥がれ、遥のパンツ姿を確認することができました。いつ見ても引き締まったお尻だとピチピチのパンツ越しに確認できます。前は…
「てコラ」
「いた」
「やっぱり見てんじゃねーか俺の体」
(俺の体。なんだかドキドキする言葉です。それに僕の頭を小突く為に遥がこちらにわざわざ接近してきてくれたので、先ほどより近くで遥の下着姿を凝視することができます。それに上の服を着ているのに下だけパンツ姿なんて、…遥も侮れません。)
「雨依?」
(まずいです、僕の今のソファに座っている体勢では、目の前に立つ遥のパンツ姿、つまり下半身の部分があまりに間近にドアップで僕の目に映って見えて、ピチピチのパンツに軽く盛りあがって見えるそれは正に遥のー)
「てめえどこをさっきから見てんだ」
「…痛いです遥。」
遥に先ほどより強めにげんこつを喰らいました。しかしその痛みを持ってしても遥には申し訳ありませんが、絶景です。
濃い灰色のパンツの下から生える白い太ももの何と美しいことか…ああ、早く遥のそのパンツの中のものをこの目でまじまじときちんと見てみたいものです。それはどんな形か、どんな匂いか、どんな味か…
「…おい雨依」
「…」
「だんだん俺の下半身に向かって近づいてくるその動きはなんだ」
「はい。遥も日頃お仕事でお疲れでしょうから、僕がこのパンツの中のものを取り出してお世話をして差し上げようかと…」
「〜〜黙れッッこのエロガキ!!!」
遥に3度目のげんこつを喰らいました。
「…痛いです遥…子どもの僕に暴力ですか…?遥…」
「ええいっ!こういう時だけ子どもぶんな子ども詐欺め!」
「遥が僕のことを勝手に刺激するから悪いです。」
「なんだと〜〜…っ?……はあ。」
「?」
「まあ、お前もそういう青春真っ盛りなお年頃なんだろうよ…仕方ないんだろうがな」
(遥、一体何の話をしているんです?)
「が、だからといって人の股間見て不埒なことは言うな!分かったな」
「人のというより遥のだから言ったのですが」
「俺をおちょくってんのか」
「いえ、そういうわけでは…」
「とにかく、下ネタは苦手な人もいるから特に女子の前ではそういう発言するんじゃないぞ。分かったな」
「…はい」
よく分かりませんがどうやら、僕が伝えたいことをひとつとして遥は分かってくれていないようです。僕はこんなにも遥が好きなのに、あんまりです…遥。
ですが、やはり遥の下着姿を日常的にこうして毎日見られるのは至福です。遥も見られること自体頓着して無さそうなのでこれからもパンツ姿は直視していくこととしましょう。
そしていつか、僕は遥のパンツの下をこの目でしかと見ることを誓います。必ず、絶対に、です。僕は決めたことは必ず守ります。
「…うう、なんか寒気が…」
だからその時まで、覚悟を決めていて下さいね、遥。
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