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生徒会役員5〜蕪木視点〜にしおりをはさみました!
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生徒会役員5〜蕪木視点〜
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僕は望月会長の事が好きだ。
超がつくくらいのイケメンで、学年主席で頭もよくて、しかもバスケ部のエース。
なんて完璧なんだろう。まさに王子様!
最初に会った(僕が見かけただけだけど)のは入学式の次の日の部活紹介のとき。
バスケ部の番になって望月会長が出てきた瞬間、体育館が揺れんばかりの歓声?が聞こえた。
当の本人はもう慣れっこなのだろう、ニッコリ微笑んでひらひらと手を振る。
その動作に皆さらに大きな声をだして……
多分そこにいた全員が望月会長のトリコになったんじゃないかと思う。
最初は僕もあんなカッコいい人気者になりたいなーーくらいだったけど、ある日バスケをしている望月会長を見かけた時に恋に落ちた。
その日僕は先生に押し付けられた雑用をしていて遅くまで学校に残っていたんだ。
8時くらいだったかな、帰ろうと思って体育館の横を通り過ぎた。
通り過ぎる時に聞こえてきたのは、ボールの弾む音。
僕は体育館からもれる光に まるで虫のようにフラフラと吸い寄せられていった。
そこで目にしたのは
1人でドリブルやシュートの練習をしている望月会長の姿
見惚れる。とはその時の僕の様子をまさに表した言葉で…………………
身動きが取れなかった。
立ち尽くして望月会長のことを見つめていた。
この人は王子という称号にあぐらをかいている訳では無いようだ………
それどころか努力して全てを手にしているのだと気付いた。
それからというもの、バスケ部の練習を女の子達にまじってこっそり見に行ったりした。
どうやったら望月会長に近付けるのだろうかと途方に暮れていた時
「おい、お前。生徒会入らないか?」
と声をかけられた。
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