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兄さんのバイト4〜天谷視点〜にしおりをはさみました!
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兄さんのバイト4〜天谷視点〜
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はっ、、、、
妄想に浸ってしまっていた‼︎‼︎
「天谷……ニヤニヤしてホント気持ち悪い」
蕪木クンは会長がいないと冷たくなる。
意外と思ってることが顔や態度に出やすいタイプみたいだ。
だから、からかいがいがある。
クールな彼が、不機嫌そうに眉をしかめた顔を見るのがなんとも言えないほど、楽しい。
「あーーいや、会長ってホント女ったらしだよなーっと思ってさ?」
あえて蕪木クンの気を逆なですることを言ってみる。
「…………いきなり何?」
否定しないあたり、蕪木クンも少しはそう思っているのだろう。
「だってさあ?このコーヒーメーカー、どうやって手に入れたと思うー?」
「どうって…天谷が事務員さんに頼んで予算組んでもらったんでしょ?」
「それが違うんだなー」
「は?」
蕪木クンが不思議そうな顔をする。
「会長だよー?俺が最初は事務員さんと交渉してたんだけどぉ〜…事務員さんが中々許可してくれなくて〜」
「自分じゃどうしようも無いから会長に頼んだと?」
「俺は頼んでないんだけどぉ、見かねた会長がこっちに来てさ?
その事務員さんの肩に手を置いて、
『…本来こんなものは予算で買うものでは、ないのですが…………これがあれば、皆さんに美味しいコーヒーをご馳走できますし………ね?』
って顔を覗きこんだんだよ?!
女の扱いは慣れてますって感じだったよ、ホント会長すごいわ〜
事務員さんも『そ、そうね。私もコーヒーがあれば集中しやすいし……』とか顔を真っ赤にしながら言ってたwww」
話長すぎたwwww
「あー、慎也ならやりかねないな。あいつそーいうの無意識でやってんの。」
圭吾先輩がそう言う。
蕪木クンは何も喋らない。
「そうなんですよぉー、無意識っすよ?勘違いさせちゃってワルい人っすよねw」
「でもまあアイツ、本命いるからなあ」
「「え?」」
オレと蕪木クンの声が重なる。
本命かあ…なんか意外。
「ど、どんな人なんですか?」
そう圭吾先輩に尋ねる蕪木クンの声は、震えていて…
からかう気も起きなかった。
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