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君は花4にしおりをはさみました!
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君は花4
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俺は突然ムスっとし出した凪斗さんを後ろから覗き込む。表情はあまり見えないがキノコが生えたようにウジウジオーラ全開なのはわかった。
「何膨れてんすか?」
「あの花は咲良さんに似合うんじゃないの…」
「ぁ〜」
まぁ、5年前俺は咲良さんにあの花を買って行った。その事を凪斗さんは気にしているのか。
だから急に態度が変わったのだと理解した。
確かに好きなやつが他のやつに送ろうとした花を似合うって言われてもね。
じゃぁ…
「俺、凪斗さんに似合う花探すんでその時は受け取ってください。」
後ろから抱きしめ凪斗さんの耳元で囁くように言う。凪斗さんは敏感なのか少し身をよじらせながら顔を真っ赤にしている。
きっとその言葉が嬉しかったのだろう。
今まで俺へ背中を向けていたが急に振り返り
俺に抱きついてきた。
そして満面の笑みでありがとうと言ってくれた。
その笑顔は本当に花のようで胸がドクンと高鳴った。
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