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再会 ②にしおりをはさみました!
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再会 ②
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まさか、親友の空が転校してくるなんて予想外だった。俺を悲しませないって言うのは未だ俺の中で解決出来てない。
もし思い出したら、それは良い事なのか悪い事なのか、空は知ってると思うけど、言えない。
もう昼になった。
「じゃあ、学食行こっか。あっ、あと1人居てもらっていい?」
「別にいいよ。案内よろしく。」
「ありがと。お〜い。美希ちゃん。」
「あっ、は〜い‼︎今行きます。」
美希ちゃんを連れて学食へ向かった。
『キャ〜。玲牙様よ〜‼︎‼︎キャ〜‼︎コッチみた〜。手も振ってくれた〜‼︎あっ、席はここどうぞ。』
券を買って、椅子は俺の親衛隊が確保してくれた。
「玲。大人気だね。」
「王子ポジションだからな。」
「そういえば、この美希ちゃんだっけ?」
「あっ、ハイ‼︎私、天ヶ瀬美希って言います。玲牙さんに告白して振られたんですけど、親衛隊の隊長に任命させて貰いました。」
「親衛隊?玲の?」
「そっ。入って約3日で出来たらしい。美希ちゃんには、俺に女子が寄らない様にしてもらってるんだ。」
「寄らない?何で。」
「転校した、休み時間で、いきなり、告られて、断って、それが毎日、毎時間別の子が告って来て、どれもこれも性格悪そうな奴ばっかだったんだ。それで、顔も性格も良さそうな人の中で最初に告った奴を俺の護衛的な子に任命しようって決めたんだ。」
「ヘェ〜。(じゃあ、この子がライバルになるのか。)」
「それで、この子に恋人を作らない理由を話したんだ。」
「えっ?お・・俺の事?」
「ふえっ?何で空の事を話すんだ?誰に告ったかは、覚えて無いんだけど、ショックでその時の記憶無くしたんだ。」
「そうなんだ。(記憶無いなんて。よっぽど俺に振られたと思って、最悪だ。)」
「さっ、重い話は辞めて、食べましょ。」
「そうだな。いただきます。」
その後は他愛ない話して楽しんだ。
でも俺の中には、『俺の事?』って言った空が気掛かりでしょうがなかった。
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