アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
64
-
「よいしょ、っと」
そう言ってベッドに何かを敷き始める
「なにこれ。」
「バスタオル。絢がお潮でびしょびしょになってもいいようにね」
「…はっ!?まじでないっ」
言われてみれば腰の位置に辺りにバスタオル。
ぶわっと顔が熱くなった気がした
こいつしれっとした顔して潮吹きとか知ってんのかよ
しかも今からそれをさせようと…っ
「もちろん吹けるよね?」
「はっ…な、!?」
過去に潮を吹いてベッド中をびしょびしょにした記憶が蘇る
水たまりができるんじゃなかいかって勢いで吹いて、あの時は初めてセックス中に生理現象以外で泣いた
まじで黒歴史もいいところの俺のワースト3に入る大失敗セックスだ
そんな俺の天敵、潮吹きをさせようというのか
「あーやっぱりあるんだ」
「っ、嫌だからな」
「え、なんで」
「なんでって…」
「絢が気持ちいい証拠じゃん。いっぱい見たいんだけど」
「なんでもっ
とにかく、その……潮吹き…っはやだ」
潮吹きという単語がめちゃくちゃ小さな声になってダイレクトに恥ずかしかっているのが伝わってしまいそうで慌ててふん、と顔を背ける
「ヤダって言われても。
じゃあ精々我慢するんだな
俺は絢が気持ちよさそうなところ責めるから」
「なっ、やっぱお前性格悪い」
嫌いだ
こんなのちっとも優しくない
葵はゆきのこと見誤ってる
これのどこが優しいっていうんだ
目をギラギラさせて近づいてくるゆきに1歩後ずさるが秒で捕まってベッドに寝かせられる
びく、と体が強ばって、でも屈したくなくて睨む
「やっと年相応な表情見れた」
ふ、と笑ったゆきは突然ぎゅぅ、と強く抱き締めてくる
…年相応って。
なんか上から目線でムカつく
ぐ、と体を押せば余計強く抱きしめられて「どんなに慣れてたとしても絢が怖いセックスはしないって約束する」って、きつく抱きついてきた体を離した
「…も、勝手にしろ」
カッコつけてんじゃねぇよ。バカ。アホ。ハゲ。かっこよくねぇし。
「こんな表情もできたんだね
さっきより100倍好きになった」
「…うるさいクソじじい」
「ほんと散々な言われよう」
口ではそういうけど、ちっとも怒っていなかった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
64 / 375