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264にしおりをはさみました!
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「ラッキー 貸切状態」
大浴場は奇跡的に誰もいなかった
まぁ入っている内に直ぐ来るだろうけど。
温泉は流石にマスクは外すし、眼帯も渋々外して前髪で隠していた
目薬をさしたりはしていたから義眼を入れていることや、目は閉じていること。そういうことは知っていても、普通に行動というか、目薬以外で外しているところは初めて見た
あぁ、可愛い…
美人だマジで。
俺は本当に絢の顔が好きだ
自分でも不思議なくらいに好きだった
顔で付き合っている訳では無いが、突っかかりは完全に顔だった
絢が許可してくれるのであれば永遠に見ていたい
「…ゆき。見られんのヤダ」
「あー、ごめん」
それでも絢は苦手なんだよな
絢が嫌という以上、無理には見ない
「別に謝る程じゃないけど。」
それより早く入ろう?と小さく問われてその可愛さに悶えて、そしてその後すぐに見すぎは嫌だと今言われたばかりだと自分に言い聞かせる情緒の起伏。
「すご。温泉とか久しぶり過ぎる」
露天風呂、サウナ、打たせ湯。
せっかくだからと浴室内の全ての種類をまわる
温泉に浸かる瞬間、その温度変化から辛そうに息を詰めるから心配でつい手を添えてしまう
「一気にじゃなくて徐々に入りな」
「ゆきは平気なんだ」
「染み渡る〜てくらい」
他愛もない会話をしながら、でも入浴はグッと体力を持っていく
慎重に様子を見ながら広い温泉を満喫した
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