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②にしおりをはさみました!
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②
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ちょっとだけ笑て、けど千里の足はそれがある方向へ向きを変える。
二人んなりたかった。
どうしても今、千里と二人の空間を持ちたかった。
急に大人しなった俺に、千里もおかしい思てたんやろな。
観覧車んとこまで来て、ガラガラのそれに乗った瞬間ちゅうされた。
「ん、千里…っ」
火がつくゆうの。
体が熱なって、胸が苦しなって、息が乱れた。
上から押さえ込むように舌を入れられて、かき回されて、目眩がした。
必死で首にしがみつく。
何回も何回も角度変えて口を合わされて。
そのたんびに唾液が口端から垂れ落ちそうなって。
もうほんま、溶けてまいそやった。
「はっ…、も、待って…」
「前後誰も乗ってへんし、てか俺ら以外おらんちゃうの」
「…ん、」
「触ってえぇ?」
「な、あかんっ!ちゅうだけ、それ以外は絶対あかん!!」
火がついたんは俺だけやなかった。
当然や。
ベルト外してズボン下げて、空中でそない暴れる事ができんかった俺は簡単にそこを触られてしもた。
「あっ、あかん…っ、千里、千里っ!」
「しっかり勃ってるやん。ちゅうでこんなん?可愛いすぎ」
「イヤやっ、んっ、ん…っ」
きゅっと下唇を噛み締める。
反応しきってるそこを千里の手が上下に滑って、したらみるみる先走りが溢れ出て。
先を擦られながらきつく握り込まれたら、声なんか抑えてられんようなった。
「あっ、あ…っ、ん」
「教えたるわ」
「はっ、あ…っ、な、に…?」
「どこ使うか」
ゆうてから千里は俺を座らせたまんま下へしゃがみ込んだ。
そのままごろんて寝かされて、狭い椅子の上横むきにされる。
何するんやろってぼうっとしたまま千里見たら、その口には指が一本納まってた。
自分の指を唾液でべたべたにする姿を、何も理解してへん俺は普通に黙って眺めてて。
それを信じられんとこで感じた時、初めて意味を理解した。
「いっ、いややっ!そんなとこ触らんで…っ」
「ここ使うんて、教えたるんやん」
ここてそこ!?
そんなとこ使うん?
何で?
おかしいやん。
そんなん挿れるとこちゃうやんっ!!
そんな俺の心の叫びもおかまいなしに、べたべたの指がゆっくり中へ押し入ってくる。
恥ずかして苦して、どうにかなってまいそやった。
「い、やゃ…、抜いてや、もうぃや…っ」
「あかん、挿れたなる。もうここでヤってまおか」
「あほ…っ!!」
そうっとやった手付きが、段々大胆になって中で動き始める。
ゆっくりゆっくり出し挿れされて、変な異物感に息が詰まった。
「気持ちようない?」
「ん、いやゃ…っ、はよ抜いてっ」
「ここは?ちゃう?」
「何がちゃうのん…っ、も、いや…っ、んっ」
気持ちえぇとかそんなわけないやろ?
尻やで?
わかってんの?
何かを探るような動きに変わって、中へ挿れたまんまの指があちこち擦り出す。
それがどっかに当たった瞬間。
「あっ、ぃや…っ」
俺の腰がびくって、反応した。
「あった、ここや。みっけた…」
「うぁっ、あっ、あ…っ」
なんやねん。
むちゃ気持ちい。
そこは何?
何でこんなイきたなるん…。
いやや。
怖い。
千里っ…。
そこだけを指が擦り始めて、初めて感じる快感に恐怖と戸惑いが渦巻いた。
そのうちまた抜き挿しされて。
「あっ、も、いく…っ、千里っ、いく…!」
「足開き、飲んだろ」
ズボンから片足だけ抜いて、抵抗もできんままそこを口内へくわえられた。
指は中を刺激したまんまで。
堪えられるわけなかった。
「んっ、あ、放して…っ、でる、もっ、ぃやや…、…あァっ!」
何かの生き物みたいに腰から下がびくびくしなった。
千里の口ん中へ出し切って、指が抜けて、やっと脱力する。
乱れた息と暴れる心臓だけなかなか沈みそうになかった。
「もういやや…」
観覧車ん乗ろゆうた俺があかんの?
俺はちゅうがでけたらよかったんに…。
何でイかされてんの。
しかも変なとこまで犯されて…。
あほ。
千里のあほ。
「もうしまいやな。次なん乗る?」
「…………」
やたらにこにこ笑う千里を、今の俺にはどつく気力もなかった。
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