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②
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もくもくと食べる千里を横に、俺もやきそばに箸を伸ばす。
味は分からんかった。
さっきゆわれた事が頭ん中ぐるぐる回って、返事すんのいつ許されるんやろって、そればっかやった。
即答しかないん。
俺決めてんから。
離れんて、こっから動かんて、ちゃんと自分で決めてんから。
たとえ千里が何したかて、絶対絶対、離れたらんねん。
別れるとか、今更何でやの…。
あほ。
千里のあほ。
「…そんなうまい?」
「あほやなお前は。ちゃうやろが、ほれ、邪魔もんは消えんで」
「あ、また喧嘩」
「えぇからはよ」
泣き出した俺に、二人が気ぃつこて姿を消す。
あほやな俺って目ぇごしごししてたら、食べ終わった千里に手の中のもん取り上げられた。
「口開け」
「……?」
「食べさしたるから、口開けぇゆうてんねん」
「え、えぇわそんなん…っ!」
赤なる顔で何ゆうてんのって眉を寄せても、潤んだ目では押し切られて。
渋々小さく口開けたら、やきそばやのうて、やわこいもんが押し当たった。
「やっぱ聞かして、今すぐ」
「なに…?」
「さっきの返事、聞かして」
何回もちゅうしながら、千里が呟くみたいにそう声を漏らす。
やきそばが足元にぼてっと落ちた。
「いゃや、別れるとか、いややっ…、」
「どうしよ、俺…、ごめんな、こんなんで、ほんまごめん」
膝に乗せられて、千里が俺の胸に顔を埋める。
ぎゅうってしがみつくみたいに背中に手ぇ回されて、たまらんくなった俺もその頭を掻き抱いた。
「千里、好き…、むちゃ好き、えぇよ、俺はかまへんよ、やでもうそんなんゆわんで…っ」
外から丸見えなんも気にならんかった。
抱き合って、何回も何回もちゅうして、また抱き合って。
もがくみたいに苦しいって俺に抱き付く千里の髪を、ずっとずっと、撫でたった。
「サスケ傷付けるあほはな、俺がちゃんと制裁くわえたるから」
「やでそんなんいらん、そんで千里が傷付いたら、俺もっと辛いん…」
やでお前は、ただ隣におってくれたらえぇんよ。
そんで十分、満たされるから。
傷付いたかて、千里がおったら屁でもない。
痛くも痒くもないから。
「もっと強なって、俺が千里守ったる。ちゃんと止めたるからな」
「したら押し倒される方がえぇな」
「…あほ」
最後にもっかいちゅうだけして、それから落ちてしもたやきそばを片付けた。
ごめんなテツ、ケイ。
無駄にしてしもた。
てか腹減った。
「まだ皆帰ってこんやろ」
「まだちゃう」
千里がごろんと横んなる。頭は俺の膝。
膝枕とか……。
恥ずいんやけど。
思たけど、気持ちよさげやったから放置。
「せま、もっと端行って」
贅沢なやっちゃな。
言われた通り窓側へぴったり移動する。
それでもまだ狭そうに足曲げて。
その身長少し分けろ。
思てたら変な音がした。
カチャって。
金属音。
むちゃ嫌な予感がして立とうとしたけど、膝には千里、前後には座席の背も垂れ。
ハマった…。
「な、何してんの!?」
「喉乾いたから」
「したらジュース買うたるから、あほな事やめぇ…っ!!」
開かれたズボン。
そこへ頭を埋めるように顔を寄せて、口で挟むみたいに下着の上から刺激された。
緩い気持ちよさが腰を走り抜ける。
「あ、かんて…っ、さっき、…さっきしたっ、」
「足らんし」
「んっ、あ…っ」
揉むみたいな愛撫から、今度は舌で舐めるみたいな動きに変わる。
下着の上からゆう焦れた行為は、俺を変に興奮させた。
日にあたって金色になった千里の髪を手に掴んで、なんとか理性をと思ても、勃ち切ったそれを下着の上からくわえられたらムリやゆうもんで。
「あっ、あかん…っ、ゃめ、」
腰がビクつく。
前屈みになって引こうとしても当然無意味。
吸われたり舌を押し付けられたりしてるうちに、段々直接的な快感が欲しなってきた。
「んっ、ぅ…っ、千里っ…、ぃやや…」
「どうして欲しい?」
「は、アッ…、イきたい、も…っ、」
「脱いで」
口を離され、ズボンに手がかかる。
はよ楽になりたかった俺はすぐ腰を浮かしてもうて。
べたべたになった下着の中から、べたべたに濡れてるもんを取り出される。
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