アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
❊にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
❊
-
「…はぁ、寒……」
ぶつぶつと呟きながら細い小道を曲がる。すると目の前に現れたのは、見慣れた煌めきを放つ高層ホテルだった。
既に顔馴染みになったフロントに声を掛けて、連絡された部屋へと向かう。扉を軽くノックすると、扉はまるで待ち侘びていたとでも言うかのようにすぐに開いた。
「……おまたせ、イツキ」
「あぁ」
目の前に現れたのは、老舗ホストクラブ「ピアチェーレ」のナンバーワンホストであるイツキだ。
程よく筋肉のついたその体付きを、僕はいつも軽く羨んでいる。服の下の筋肉を想像しながら声を掛けると、イツキの手が僕の目を覆っていた。
「…ん」
「待ってた。カナタ、今日はどうしたい」
「……僕のこと抱き潰すくらいに抱いて」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 32