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孤独な一週間にしおりをはさみました!
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孤独な一週間
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陸「あれ……」
大きく開いた冷蔵庫の扉から流れ出る冷気がひんやりと頬を撫でる
中はガランとして、何とも寂しい有様だった
陸「母さんの作り置き、全部食っちまったんだっけ」
母の置いていった2週間分のおかずは既に底を尽き、ある物と言えば麦茶とジャム、わずかなチーズ程度
正直、食欲はあまりないが、そんな時でも何か口に入れろというのは母親の言いつけだ
陸「コンビニ…行くか」
最寄りのコンビニまでは歩くと近くはないが、抑制剤が効いている今なら問題ないように思えた
麦茶を一口、口に含む
軽く寝癖を整え、少しでもフェロモンが漏れてしまわないようにハイネックを着た
これについては正直無意味だと思えたが、要は気持ちの持ちようである
陸「よし、と」
使い古したヨレヨレのトートバッグに財布と携帯電話を突っ込み、下はジャージ姿のまま家を出た
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