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18歳以上ですか?
111にしおりをはさみました!
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111
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今日は
「買いに行く?」
という夏芽の誘いから俺達は服を買いに出かけた。
しかし……
「うわ、わかんねぇ……」
「これは?このチェックの柄辰巳に似合いそう……」
「なら、それで。」
全くわかんねぇ。服とか今までは夏芽が勝手に買ってきてたし……
俺も文句なんてなかったし……
「これもいいんじゃない?」
「じゃあ、それで。」
「これは?」
「うわあめっちゃかっこいい(棒)」
「OK。」
ってな感じで何とか服は買えたんだけど……
「疲れたぁ。」
「辰巳。なんもしてないのに(笑)」
「俺さ、服の良さなんてわかんないんだよね……」
だって、着れればいいでしょ?
「……ん?ところでその紙袋何?」
「ああ。これ……その、夏芽似合いそうだなって思ったから……ネックレス買ったんだけど……どう?」
「え?いつ!?!?」
「その……トイレっていった時に……夏芽それ全部払ってくれただろ?だから、お礼に。」
「え?ああ。あの時!?いいのに……でも、ありがとう。つけるね。」
「待って付けさせて。」
「……うん」
そう言って俺は銀色のネックレスを夏芽の首につける。
コレ恋人っぽいよな、?
てか、ちょっと待って……これ、本当に……
「……うわ……かっこいい……」
「……それ本心?」
「え?」
「いや、さっき服選んだ時何度か適当だったでしょ?返事!」
「あっ……それはいやぁ……でも、これは本心!」
「そ。なら、良かった。ありがとう。」
そういって夏芽は、俺に向かって微笑んだ。
夏芽は、何つけてもかっこいいよ。
ノーマルでもかっこいいし。
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