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18歳以上ですか?
30にしおりをはさみました!
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30
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ワアアアア
歓声が湧く体育館の中、僕は感動していた。
(先輩カッコイイ…!)
バスケットボールの試合に出ている先輩は、高い身長を活かして活躍しており、ものすごくカッコ良かった。
普段の静かな雰囲気とのギャップもあり、唯々見惚れてしまった。
試合は先輩のクラスが圧勝していた。
(次の試合も絶対見に来よう。)
まだ興奮の冷め止まぬ中、そう思った。
僕が余韻に浸っていると、柚子が
「さぁ、次は僕達の番だね!」
といって僕の腕をとって歩き出した。
僕はまだボーッとしながら引っ張られるままに歩いていたが、ふと視線を感じた気がして辺りを見回した。
周りには人が多く居たが、特にこちらを見ている人はいなかった。
(?…気のせいか……)
僕はそれ以上は気にせず、柚子の隣を今度はちゃんと自分で歩いた。
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数分後、僕は何故か空き教室にいた。
柚子が、教室に忘れたタオルを取りに行くから先に行ってて!、と言って走って行ったので、僕は一人校庭に向かっていた。
途中で校舎の中のトイレに立ち寄り、その後人気の少ない廊下を歩いていたら、突然後ろからぐいっと引っ張られた。
そして、近くの空き教室に押し込まれたのだ。
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