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未知 12話にしおりをはさみました!
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未知 12話
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「海里、欲しいならゴムつけてみて」
「え、俺が零次に?」
「そ。でないと中出ししちゃいそうだから」
「わ、わかった」
俺は身体を起こすとベッドのそばにあったトートバッグからコンドームをとった。
コンドームは丸くて、ピンク色だった。使い方が全然わからない。
思わず零次を見つめると、零次は笑いながら、入れ方を教えてくれた。
「は、はぁ、はぁ……ヤバい……興奮する」
入れていたら零次がそんなことを言ってきた。今さら恥ずかしくなって、俺は思わずベッドを降りた。
「いっ!!」
腕を掴まれたと思ったらもう片方の手で性器を握られて、もう一回アナルにローターを突っ込まれた。
「あっ、ううぅ」
立っていられなくて、床に座ってベッドの縁を掴んで必死に耐えていたら涙が出てきた。
「ん、んぁ」
濡れた頬を舐められてからキスをされて、歯列を舌でなぞられた。
なれない感覚にゾワゾワして首を振ったら舌と舌を絡められて、零次の唾液が口の中に入ってきた。
「いっ!!」
息ができないのが苦しくて零次の胸を叩いたら、零次は唇を離してから、耳元でささやいた。
「お願い海里、逃げないで。……離れないで。俺、海里じゃないと嫌なんだよ」
優しい言葉をかけるくせにいじめるのは、嫌でも離れられないようにするためだろうか。
「う、あっ……馬鹿」
「んっ」
ムカついて、俺は零次に自分からキスをした。不意打ちにビックリしている零次の手にあるリモコンをとって、ローターが止まるボタンを押す。
ローターが止まっても、俺はキスをやめなかった。
「はぁ。お願いなんてするな。元から離れる気なんてないから。……少しびっくりして、降りただけだから」
「本当? ……俺のこと捨てない?」
「捨てられるわけないだろ、馬鹿」
涙を流している零次の頭を撫でて、俺は笑った。
泣き止むと、零次は俺のアナルを空っぽにしてから、俺の目の前であぐらをかいた。といっても、きちんと曲がっているのは左足だけなのだけれど。
「海里、続きして。自分から入れて」
「う、うん」
入り切っていなかった性器をきちんとコンドームの中に入れると、俺は零次の両足をまたぐように足を広げて、腰を下ろした。
「うっ、あっ、あああぁぁぁ!」
上手な入れ方も途中で止める方法も分からなかったから性器が奥まで一気に入ってしまって、今までにないほどの痛さと、それと同じくらいの気持ちよさに満たされた。
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