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前途多難な高校生生活(1)にしおりをはさみました!
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前途多難な高校生生活(1)
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そんなこんなで高校へ入学して3ヶ月がたった
オレもある程度高校生というものに慣れてきた
ルカさんはオレがしたいようにしろと言っていたが、ほんと無茶苦茶な任務だ。
今まで命令を遂行することだけを考えて生きてきたのに今更自分のしたいようになれなんて。
とりあえずアドバイス通り友達を作ることからか。
例のクスリも学生間で回っているようだし、情報収集をしなければ
それにしても友達ってどうすれば───
「───なあ玲、聞いてるか?」
「聞いてるよ。明日の中間テストの話」
「そうそう。ちゃんと勉強してるのか?授業なんかほとんど聞いてないだろ」
「問題ないよ」
「赤点とって補習になっても知らないぞ」
───この数ヶ月で関わっている人間はこいつぐらいのものだしな。あとの人間は軽く声をかけられるぐらい。
友達とかはよく分からないけど、とりあえず一時でも静かに平穏な暮らしをしてみたいかな。
任務の為ではあるけど普通に目立たず地味に生活したい
例のクスリの件もまだ耳に入ってこないし
─── 長期任務になりそうだ
『─── もし時間が余ったら見直しをしっかりしろよ。じゃあ、テスト始め』
3日間のテスト期間が終わる
「あーーーー、やっと終わった〜
今回はまあまあいけたかな。玲はどうだった?」
「どうって何が?」
「テストはちゃんと解けたのかって話」
「ああ、全部解いた」
「なんだよその余裕は。もしかして頭良いのか?
授業もろくに聞いてないくせに生意気な」
「クラスの奴らもなんか騒いでたな」
「まあな。うちの高校進学校だしテストの難易度もそこらの高校に比べて結構高いんだよ」
「そうなんだ」
そういえば、この1週間クラスの奴らは勉強してないやら寝てないやら騒いでいたな。
普通の高校生とはこういうものなのか。
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