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三人三様7 二人~R18腐二次創作弱虫ペダル新開目線、福新にしおりをはさみました!
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三人三様7 二人~R18腐二次創作弱虫ペダル新開目線、福新
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校閲は帰りが遅い。
最終版まで立ち合うと終電がなくなってしまう。
野球がだいたい一段落で、ウィンタースポーツがまだシーズンインしてない。
だからスポーツは暇。
外報は国内にいるときは、政情分析が主だから暇。
暇と暇とは連結して、久々に二人のラーゲ。
もちろんどっかのバカに突っ込んだ△△△は、すりむけるほど洗わせた。
ちょっとしょげてる寿一は忠実な下僕みたいに、俺の右足首からトウモロコシ食すみたいにキスをくれている。
これ始めると長くなるんだよな……好きだけど。
やっと俺の目を覗き込みながら、大物を…俺に…
うねる。
内側から歓びが湧き上がる。
寿一、寿一、寿一!
無表情だの鉄仮面だの言う奴らの目は節穴だっつーの。
かわいくて、愛しくて、愚かで色気があって、こんな奴、二人といない。
だから待てたし三人でも満足できる。
そうだな塔一郎。
四人は嫌だ。
「あっ、うっ、ああっ、」
のけぞる俺を抱き寄せて、
「好きだ隼人、好っ、うっ」
なかに当たる感じも好きだ。
寿一の充足を感じとってから、俺も自分を放った…
浴槽に湯を張って、二人して浸かる。
交わりの後のけだるさの中で、話題はやっぱりそのことになる。
「拓斗って…さ…」
「本当に凄い」
「だからどう凄いの!」
「何つうか…」
頬を染め寿一が頭のてっぺんまで、湯の中へ沈んでいく。
言えよ!
自分も沈んで顔を覗き込み、ロの動きでもう一言聞く。
塔よりか?
ザバッと寿一が顔を出す。
「塔より良いものなんてそうそうない!」
それはそれでカチンとくる。
「じゃあ俺と塔はっ」
バタアアン!!
玄関の方で大きな物音。
塔!?
俺たちは顔を見合わせ、玄関の方へ飛んで行く。
脱衣所も廊下もビショビショだ。
玄関、上がり口に塔が倒れていた。
見るからにぐったりだが、駆けつけた俺たちを揶揄する元気は残っていた。
「裸男の幻覚が見える…」
「どうした塔!」
「塔一郎!」
「あざみと秀と河田休んで…ひとりで七面みた…選挙あった…」
得票数ミスだけは許されない。
「暇してたんだぞ。呼べばよかったのに」
「その手が…あったか…思いつかなかった…」
言っている目が死んでいる。
そして数秒で、深い眠りに落ちた。
「あした何時に起せばいいんだ」
「それより飯は」
「無理だろう」
とりあえず抱き上げて、彼の部屋へ持っていく。
「自然に起きるまで放っとこう」
ベッドに置いて布団をかける。
「可愛いな」
「可愛い」
十年なんて嘘みたいだ。
俺がキスして、寿一がキスする。
表情があどけなくなってゆく。
「塔を泣かすな」
「わかってる」
わかってねーじゃん。
「気をつける」
俺の心の声が聞こえたかのように答えて、寿一が部屋の明かりを消す。
おやすみ塔一郎。
また明日。
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