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三人三様12 ダシュマ2~R18腐弱虫ペダル二次創作福富目線、福泉にしおりをはさみました!
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三人三様12 ダシュマ2~R18腐弱虫ペダル二次創作福富目線、福泉
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ダシュマに着いた。
真っ青な顔をした泉田が俺を出迎えた。
「とりあえずホテルにチェックインしましょう」
タクシーで宿まで向かう。
フロント済ませて、部屋にはいる。
採光のいい明るい部屋だ。
だが泉田は窓を開け、鎧戸、窓、カーテン、と閉め、室内のあちこちを確かめてから、さらにラジオをつけた。
それだけしてから、初めて俺に抱きついた。
「今の手順で毎回チェックして下さい。音消しは必ずラジオで。テレビは向こう側からモニターされてる可能性があります」
言いながら俺をかき抱いてキスする。
貪るようでありながら、どこか痛々しい。
性欲ではないのだな。
孤独だ。
隼人が消えた後、一人で孤独に耐えていたのだ。
俺は強く抱き返した。
泉田が苦しくなって咳き込むまでそうしていた。
「すみません。少し取り乱しました」
「当然だ。よく一人で耐えてたな。偉いぞ」
「偉くないです。僕が不注意だったからきっと…」
違うと思った。
ゲイであることを知られたせいなら、泉田が無事である筈がない。
だとすれば隼人は、何か大きなスクープをモノにしつつあったということだ。
「消える前、隼人は何を調べてた」
「港の物流を」
「物流か…」
俺は少し考えようとしたが、考えが全然まとまらない。
ともすれば眠ってしまいそうになる。
何だ…
「時差ボケですね。少し休んで下さい」
「休んでなどいられるか、隼人を…」
「隼人を思うからこそ休息してください。明晰な頭で考えていただかないと」
確かに泉田の言う通りだ。
俺は小一時間休ませて貰うことにした。
※ 次UP時に続く
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