アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
優しさ、とは:2
-
グイッと急にネクタイを引っ張られ身体がけーちゃん側に傾く。
そしてそのまま肩を引かれ耳にキスされた。
「んっ…!…ちょ、何すんだよ!!」
「かーわいっ」
「ふざけんな」
「優しくしてあげようと思ったのに」
「そういう事じゃねぇよ!」
顔を真っ赤にしながら耳を抑えて怒鳴る。
「お前危機感無いもんなー」
「…どういう事だよ」
「そのままの意味」
「はぁ?」
「顔だけはいいんだから」
「?……て、おい!…あっ…」
「あ、感度もよかったわ」
「てめぇ…っ、…殺すぞ…っ!」
「こわーい」
またしてもネクタイを引っ張られ今度は首を舐められた。変な声出してしまった。けーちゃんに怒鳴ればこわーいなんてかわい子ぶる。超絶キモい。
そんな事をしてると、
.....___
《2-A 優木理央 至急生徒会室まで...繰り返す…2-A 優木理央…___》
「お前何したの」
「別に…昨日、吸ってたら…会長にばれた」
「マジかよ。校長にもばれてんの?」
「多分ばれてない…」
「へー…てか辞めれば?いい加減」
「なんでよ、けーちゃんも吸ってんじゃん」
「俺はいいんだよ」
「理不尽」
けーちゃんもなんかズレてるよな。保健医は保健医でも一応この学校の教師なのに…。
「てか、行かなくていいの?」
「行く…」
「顔死んでんぞ」
「うっせ…」
重かった身体がさらに重くなった気がした。
「じゃー、行くわ」
「…ま、頑張れ」
「は、え?…んぅっ…!」
こ、こいつは…
「ふ…んぅ、んん…‼︎」
「ん……ま、これに懲りたらしばらく来んなよ?じゃ、頑張れよー」
く!そ!が!!!
ソファを立ち上がろうとしたらそのまま腕を引っ張られあろうことかそのまま口にキスされた。一方的にキスした後そのまま背中を押され保健室を出された。……あいつ…いつか絶対はっ倒す…。
「しばらく来んな、って…別に来ること自体はいいのかよ」
無駄な優しさがまた妙に腹立つ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 231