アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
くつろぎと発見
-
部屋割りを予め与えられていて荷物をそこに置いてあった俺たちはそれぞれ指定された部屋に戻った。
「上の階だから景色いいな」
「本当だ、すげ!たけー!!」
俺は翔と同室だった。言わずもがな倉沢も前田はペアで同室。
「どうせ京都なら旅館とかがよかった」
「人数多いから無理だったらしい」
「へー…」
「でも大浴場と露天風呂はあるってよ」
「まじで?!すげぇな」
ユニットバスって狭くて嫌だ。
「あと、教師と生徒会役員は1人1部屋だってよ」
「はぁ?なんだそれ、ずりぃな!」
「まぁ、俺は結果1人部屋になると思うけど」
「どういう事だよ」
「あれ?お前神戸の所いかないの?」
「ばっ、馬鹿野郎!行かねぇよ!!!」
「ま、俺多分爆睡したら起きれないから朝までは帰ってこれないよ?」
「~~~っ!」
翔と喋っていると部屋のチャイムが鳴った。外で聞こえたのは多分倉沢達の声。
「なんだよ…ってなにそれ」
「どう?おれ、浴衣似合うっしょ?」
そこに立っていたのは、何故かホテルの浴衣を羽織った倉沢と前田だった。
「何だよそれ」
「用意してあったんだよ、そんでどっちが似合うかやってて判定して貰おうと思って」
「そういうのは女子に聞けよ」
「いやいやいや、お前らも着るんだって!」
「「はぁ?」」
なぜか俺と翔は無理矢理浴衣に着替えさせられた。
「なんつーか、さすがだな」
「もう、なんか普通にエロい。…いでっ!叩くなよ義明」
浴衣とか……初めて着たかもって言うくらい着てない。昔に親戚の家で夏祭りの時に着せられたくらいかな。つーか、何?エロいって。意味わかんないだけど。
「それに引き換え井下もある意味さすがだな」
「これは仕方ないだろう」
翔も浴衣着てるけど、まあ丈が足りないよな。微妙な長さ。
「俺、スウェットとかジャージあるからそれでいいわ」
「浴衣の方が楽なのになー。俺は浴衣着る。優木、お前は絶対着ろ」
「?」
「おっしゃー、女子に聞いてこようぜ!」
何故か生き生きとしている前田に連れられ部屋を出た。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
70 / 231