アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
✩にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
✩
-
「はいはい和也、元に戻りなさい」
俺が制止を促すと、
ぶーぶーと頬を膨らませる和也と
安心したような桜弥の顔が写った。
「それで桜弥、用件は?」
「あ、棒倒し始まるから早く整列しろって
信条が言ってた」
「おーけーおーけー」
桜弥の指示を聞いた途端、
和也はニヤリとし、
唇を紅い舌でペロリと舐めた。
…そしてその場面を見た桜弥は
またもやビクつく。
…もういいや。
半分呆れた俺は
「ほらほら行ってこい」
と和也の背中を叩いた。
「はいはーい
律のために殴って潰して
優勝してくるよぉ」
あぁ、爽やかな笑顔とは裏腹の
最悪な言葉だ。
つか俺のためっつーよりも
自分のためだろうが…
そう思いながら和也を見送り、
俺は要と一緒に棒倒しが
よく見える場所へと移動した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
30 / 130