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18歳以上ですか?
怪我大丈夫ですか?にしおりをはさみました!
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怪我大丈夫ですか?
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時間を聞いておけばよかった。
何時に行くのがいいんだろうか?
早くても寝てるかもしれないし…。
遅くてももう片付け終わってるかもしれない?
11時?11時半?12時?お昼一緒に食べられる時間が俺的に嬉しい。
あ、カレー作っておこうかな?
壁に耳をつけるか悩んだが、このアパートは防音性が高いので隣の物音はあまりしないだろうし、変態行動なのできちんと止めた。
ドラッグストアやデパートが家から少し遠いため、ストックしがちになっている物を漁る。
新品の洗濯用洗剤、コロコロ、タオル、スポンジ、食器洗い洗剤を見つけたのでお隣に持って行こうと鞄に詰め準備を進めた。
12時ちょっと前にお隣さんの家に入るために、呼び鈴を押す。
ドアが開くまでの少しの時間になんとなく緊張感が高まる。
髪型変じゃないだろうか?
「怪我大丈夫ですか?
荷物持ちます」
原田君が出てきて、荷物を受け取り中に入れてくれた。
変わらず抑揚のない低音ボイスだが、優しい言動、行動に心が暖かくなる。
「ありがとう。
でも、そんな気にする怪我じゃないから」
今を逃したらお隣さんなんてたいしたイベントもなくただの他人なのだ。無理してでも行く。
心配されないように、意識して普通に歩くと体重が足首に乗るので痛い。
その痛みに快感を拾わないよう深く息を吐いた。
俺の部屋と同じ間取りのワンルームだが物がなく広く感じる。
ダルボール以外ほとんど何もない部屋で、セミダブルベッドだけが目立つ。
俺は二人で寝るときもあるから、セミダブルベッドなのだが原田君は体が大きいからこの大きさなんだろうな。
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