アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
お付き合い。にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
お付き合い。
-
僕は先生と付き合うことになった。
学校で会う先生は、やっぱり"先生"で、たまに寂しくはなるけど、2人きりになったらちゃんとお話ししてくれる。
僕だけ特別みたいで、なんだか嬉しい。
今日も放課後、資料室で待ち合わせ。
コンコンッ
「せんせっ」
あれ?おかしいな…先生が出てこない…
勝手に入ろうかな…
カチャ
あっ…先生寝てる…?
髪の毛で顔がよく見えないな…
先生の髪を耳にかけてあげたら、すごく綺麗な顔がでてきた。
眼鏡も邪魔そうだし取っちゃおう…
そーっとそーっと。
よし、取れたっ。
うーん、ずっと見てられる。
先生の前で頬杖をついて観察する
綺麗だけど、寝顔はちょっとかわいいんだなあ…
「ふふっ」
あっ、声に出しちゃった!
手で口を押さえたけどもう遅くて、先生は眉間にシワを寄せて目を少しだけ開けた。
「んん…?」
「あっ、鍵あいてたから、勝手に入っちゃいました…ごめんなさい…」
「……ら、ん…?」
「は、はいっ!」
急に名前を呼ばれるとびっくりする…
「…もう、少しだけ……」
「でも先生…時間が…」
お話しする時間が少なくなっちゃいますよ?と言う間もなく先生は僕に唇を重ねてきた。
「えっ…せんっんんっ……ぁ……あんっ……んっ……ぅ…んあっ……やぁ……」
「これで…許して…?」
「……はぁっ…はあっ…はぁっ…はぁ……」
先生は色っぽい笑顔でそう言って、また眠りについた…けど…なっ、ななな、なんだったんだ今の!!
息っ、出来ないし、なんかっ、変な気分になるっ…!
かっ、帰る!!!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日の朝になったら先生は、こそこそっと話しかけてきた。
「昨日…」
昨日!?
「はっはい!?」
「俺さ、なんかした…?」
「いっいえ!なんにも!」
「ほんとか…?」
「はいっ!」
「そっか……夢かな……」
「そうですよ!ははっ!」
「寝てたみたいで…悪かったな。」
「だ、大丈夫ですっ」
あれ?おかしいな、普通に話せない…
あと先生…多分それ夢じゃないです…
「顔赤いぞ…熱か?」
そう言って先生の手が伸びてくる…
パチンッ!
「あ…………ごっ、ごめんなさい!!」
先生の手、はらっちゃった…
僕はそこに居れなくて、走って逃げた。
これじゃあ付き合った意味ないじゃないか…きっと先生のこと傷つけた…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 61