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幸せな日。にしおりをはさみました!
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幸せな日。
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今日は幸せな日。
朝起きたら碧さんがいて、一緒にご飯を食べて、お菓子を買いに2人でコンビニに行ったり、ただの日常に碧さんが居ただけでこんなにも幸せな日になるものなんだなあと、改めて実感する。
「碧さんて、どんなお菓子が好きなんですか?」
「うーん…グミ系?」
「グミ、ですか?」
え、なんかかわいい…
「なんで笑ってんだお前…」
「いや、ちょっと予想外で…」
「む……」
「怒りました…?」
「いーや?笑ってる藍がかわいいなあと思って。」
「なっ!なんてことを…//////」
「ん?思ったこと言っただけ」
「嘘だ…」
にやにやしてる…仕返しだ…僕が赤面するのわかってやったんだ…
「ほんと。」ちゅっ
「んん!?」
「照れた顔もかわいいしな」
「あっ、碧さん!ここ、コンビニです…!!」
「そのくらいわかってるよ…」
「もうっ…」
碧さんは思ったより子供だ。
でもそこがかわいいので何も言えない。
それに、そんなこと言ったらまた仕返しされる…笑顔の碧さんは珍しいし、今はよしとしておこう。
「藍は?」
「え?」
「どんなのが好き?」
「んーと……和な感じのが好きです」
「ふーん…餡子とか?」
「はいっ」
「饅頭とかは?」
「もちろん好きです」
「じゃあ買お。」
そう言った碧さんは次々と僕の好きなお菓子をカゴに入れていった。
「そんなに買わなくても…僕食べ切れませんよ?」
「いーんだよ。食べ切れなかったらまた来れば。って、わざとらしいか。」
「え/////////」
そんなこと考えてたの…?
どうしよう、たまらなく嬉しい。
また来てもいいの?
碧さんも僕と付き合って良かったって、思ってくれてるのかな…
「そんな顔するな、ここコンビニだぞっ」
碧さんはこそっと僕に言ってきた。
「あ、碧さんのせいなのにっ」
「んー?」
笑ってるし…もう…
「ふふっ」
僕まで笑えてくる。
僕が好きになったのが、碧さんで良かった。
碧さんが、僕を好きになってくれて良かった。
ただただそんなことを思った。幸せだ。
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