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最悪な日?にしおりをはさみました!
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最悪な日?
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ドアの方を見れば、いつの間にか人影が。
白衣に眼鏡、ドアに寄り掛かって、片手にカメラみたいなものを持ってる。
「あっ…あおい…さん…?」
「なに、してんの?」
落ち着いてるけど、確かにそれは怒りの声。
「!」
青柳先生は見るからに焦ってる。
「こっ、れは別に!何でもないんですよ!」
「…ふーん。おかしいな…さっきは」
『「離してください…」
「じゃ、じゃあ!藤原先生とより戻して良いから!僕ともつきあってよ!」』
「とか、言ってなかったか。」
白衣の胸ポケットから取り出されたスマホから、流れる僕の声と先生の声。これは確かにさっきのやり取りで、もう逃げることもできない。
「っ……」
「俺がこんな簡単に藍を離すわけないだろう…」
そう言いながら碧さんは電気をつけた
パチッ
眩しそうな顔をする先生と僕をよそに、碧さんは淡々と近づいてくる。
そのまま僕を通り越して、青柳先生の真横へつく。
何かを耳打ちすると、先生は青白くなって、僕と碧さんをちらちらと見ながら、おずおず教室から出て行った。
何を言ったんだろう…でも、それより何で碧さんが此処に…
僕の方を全く見ない碧さん。
こんなことしたから、嫌われたのかな…
「あ、の…僕っ…」
「……」
何も返されないことに、俯いたその時、
「うっわ!」
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