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藤崎家の次男・秋乃にしおりをはさみました!
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藤崎家の次男・秋乃
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チョコレート♡パニックではまだ赤子の秋乃です。
ストロベリー♡ベイビーでは、俺と兄さんのエロエロなお話をするみたいだ。
俺の生活の中心は兄さん。
ママのお腹中で聞こえた声。
『あかちゃーんおにーたんれすおー』
あれは犯罪的に可愛かった。
覚えてるのかって?当たり前だろ?
大好きな兄さんの声、ママのお腹に宿った頃から覚えてるよ!!!
産まれてから目がちゃんと見えるようになって、初めて見たのはママじゃなくて兄さんだった。
ニコニコ笑って俺にミルクを飲ませてくれた。
俺は早く大きくなりたくてミルクをガンガン飲んだ。
そして保育所を卒業して小学生になった。
「立春写真写真!!!」
「はぁーい♡」
「兄さんは俺の隣ね?」
「パパの隣行く♡」
「今日は俺の入学式だから、兄さんは俺の隣!」
兄さんはパパが好きで、俺のライバルがパパとか強敵すぎる…。
「立春教室に行きなさい」
「はぁーい♡行って来まーす」
「秋乃は入学式が終ったら教室だから、終わったら校門で待ち合わせね?」
「わかった」
校門ってさっき写真撮った場所だな、クラス分けはパパと見た、一年三組だ。
「秋くーん♡」
「誰?」
「保育所で同じ組だったのに…」
「あ、そうなんだ?」
兄さん以外興味無い、それにこの女の子名前とか覚えてない。
「秋乃くんおはよ♡」
「誰?」
「美紀だよ」
「覚えてない」
「秋乃くんいつになったら覚えてくれるの?」
「あー…そのうち?」
「覚える気ないの?」
「うん」
俺は兄さんしか見てないし、その他はボヤケる、視界にも入れたくない。
せめて先生の名前は覚えなきゃな…、勉強してたら忘れるかも。
あ、でも保育所の遡羽先生はパパの幼馴染み?だったかでちゃんと覚えてる、兄さんも懐いていたし。
「藤崎?体育館に移動だぞー」
「はい」
保育所の時は背の順だったけど、小学校はあいうえお順か…。
「藤崎背たけーよ!前見えねー!」
「仕方がないだろ、お前がチビなだけだ…」
「ムカツくけどムカツくけど!間違ってない…俺馬場よろしくな」
「多分忘れるけどよろしく」
「忘れるのか?」
「忘れる」
並んで体育館に入ると、パパとママを見付けた。
ママは俺を撮影している。
そしておかしな現状。
ママの周りには他の新入生のパパ達が群がり、パパの周りにはママ達が…。
どちらの親も目をハートにして自分の子供や入学式など放置プレイ。
保育所では朝に同じ様な現象が起きてたな…。
『秋乃くんのパパおはようございますぅ♡』
『藤崎さんおはようございますぅ♡』
『藤崎さん、この後お茶しません?』
パパもママもモテるけど、お互い兄さんや俺しか見てない。
いや、パパはママしか見てない。
だからなのか、浮気とか一切無い。
今朝でもパパに声を掛ける、他の親が多発していた。
「藤崎の親って…俺の親まで!!」
「いつもの事だよ、で?君誰?」
「もう忘れたのかよ!馬場だってば!」
「馬鹿?」
「馬場だって言ってんだろ!!!」
「お前注目されてるぞ?」
「( ゚д゚)ハッ!」
「俺の両親昔から人気あるぞみたいだな…」
「入学式どころじゃねーな…」
「卒園式の時もこんな感じだった…」
「マジかよ!」
俺は早く高校生になりたいんだ!!!
なぜ日本にはスキップ制がないんだ!!!
小学校を卒業するには六年も掛かるんだぞ!!!
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