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2.見えない終わり4*にしおりをはさみました!
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2.見えない終わり4*
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「観念したか」
僕が便器の前に立ってチャックを下ろすのを見て、荒川さんは薄笑いを浮かべた。
その表情に殺意が湧いた。
――いつか絶対に、痛い目見せてあげますよ。僕がいつまでもあなたの言うことを聞くとは思わないでくださいね。
口には出さずに、荒川さんを睨みつける。
荒川さんは僕が言うことを聞きさえすればそれでいいのか、煽り文句の一つも言ってこなかった。
荒川さんを警戒しながら、1番見せたくなかった部分を下着から取り出す。後は、いつもするみたいに排尿してしまえばいいだけだ。
言葉にするのは簡単だけど、心理的抵抗は半端なものではない。
「早くしないと漏らしちまうぞ」
躊躇っていると、荒川さんに急かされた。確かに、ずっと我慢していたから、僕自身もそろそろ出してしまいたい。この人さえいなければ。
「するんだろ? それとも、しねえのか?」
「どうせ、『しない』とは言わせないんでしょう」
「そんなことはない。ただ、例のことを黙っておいてやるという保証がなくなるだけだ」
「それは実質強制です……ま、待ってくださいっ!」
荒川さんが僕の後ろに立つ。そして、後ろから手をまわして僕のジーンズを下着ごと一気に下ろした。これでは前どころか、尻まで丸見えだ。
荒川さんの手が、今度は僕自身に伸ばされる。僕は意地でも払いのけようと、手に意識を集中させた。
だけど、それが間違いだった。
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