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8話【私、面食いなので、つい…】にしおりをはさみました!
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8話【私、面食いなので、つい…】
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朝ごはんを食べていると彫次(ちょうじ)お祖父ちゃんが起きて来た。そして球輝を見つけるやいなや
彫次「球輝君、ワシに…」
球輝「嫌です!」
素晴らしいほどの即答である
彫次「最後まで言わせてよ…」
球輝「だって嫌ですよ!ヌードなんて!」
お祖父ちゃんは球輝に会うと毎回ヌードを要求する。確かに球輝の肉体は芸術家から見たらそそるものがあるが…しつこ過ぎる
彫刻「そんなにヌードは嫌かね…」
球輝「嫌です!絶対に嫌です!!」
彫次「どうして!」
母「お父さん…ヌードはダメよ…」
彫次「え?」
文弥「何回も何回も、しつこいですよ?見苦しいです」
彫次「んな!?」
音葉「普通の人は全裸には抵抗があるでしょ」
田村「球輝様はヌードモデルじゃありませんし、この反応が普通かと」
絵翔「しかもオジサンの前で裸になるなんて…俺なら絶対無理だね」
田村「全くもって萌えません!」
彫刻「田村さん!1人1言のルールだったはずだよ!オジサン泣いちゃうよ!?」
いや、そんなルールねぇよ
田村「申し訳ございません、私、面食いなので、つい…」
彫刻「へこたれるなワシ…こんな時のために私は考えて来たのだ」
球輝「いったい何を…」
彫次「パンイチならどうじゃ!」
そんな提案で球輝が…めっさ揺らいでる!
球輝「確かにそれなら全裸じゃない…くっ…」
くっ…じゃないよ!え!?
彫次「君のためにこんな素敵なパンツも用意したぞ?どうだね?」
凄い細いVパンツであった
球輝「絶対に嫌だ!」
彫次「なんで!」
球輝「だってやだよそんな細いやつ!全裸と変わらないよ!」
母「Vはダメよ、Vは…」
彫次「え?」
文弥「救いようの無い馬鹿なんですね…」
彫次「んな!?」
音葉「普通のパンツならまだ交渉出来る可能性がわずかにあっただろうに…」
田村「いや、まずこんなオジサンの前で球輝様を脱がせるなんて私が全力阻止です」
彫次「口が悪いよ田村さん!一応雇い主だよ?ワシ」
田村「すいません、私、面食いなので、つい…」
絵翔「つかこんなエロレスでしか使わなそうなパンツ、断固反対だね!」
球輝「絵翔…エロレスってなんだ?」
絵翔「え!?…なんでもない…」
※エロいプロレスの事です。良い子の皆様は調べないでね♪( ´▽`)
そこに曽祖父ちゃんの描助(かくすけ)おじいちゃんが入ってきた
描助「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ〜」
球輝「いや、僕の貞操帯は大丈夫ですよ!」
描助「ふぉっ?ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ?」
球輝「いや、よくわからないけどエロレスもやりません、大丈夫です。え?もしかして俺を助けるためだけに起きて来てくれたんですか?」
描助「ふぉっ?ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」
球輝「わざわざありがとうございました。でも本当に大丈夫ですから。あんなオジサンとは絶対にやりませんから。死んでもやりませんから!」
描助「ふぉっ?ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ〜」
描助は部屋に戻って行く
え?本当に球輝の貞操帯のために!?球輝、愛されてるな〜…というか毎回思うけどよく曽祖父ちゃんの言葉がわかるな…家族と田村さんしかわからないはずなのに。やっぱり球輝はうちに溶け込んでる
彫次「ねぇ、今日みんなワシに酷いの…」
音葉「あ、そろそろ出ないと学校、遅刻しちゃうんじゃない?」
オトハ兄が助け舟を出してくれたおかげでお祖父ちゃんの話から逃げる事が出来た、今日もいつもの様におんぶして貰っている
もし、球輝が家族だったら…
絵翔「へへっ」
思わず声に出して笑ってしまった
球輝「急にどうしたんだ?」
絵翔「なんでもない…」
恥ずかしくて言えるわけがない
球輝「言えよ!」
球輝がわざと体を上下に揺らす。おんぶしてもらってるから、顎が肩にぶつかって痛い
絵翔「うっ、うっ、うっ…わかった、わかったから揺らさないで…」
俺の降参に満足したかのような笑顔を見せる。球輝は時々Sだ…
球輝「んで?どうしたんだ?」
絵翔「俺と球輝が家族だったらどうなってたんだろうな〜と思って」
球輝「そんなことかよwそれで?」
絵翔「まず、俺がお兄ちゃんで…」
球輝「ちょっと待て、俺が兄だ!」
絵翔「何言ってるんだよ!俺がお兄ちゃんだよ!」
球輝「おんぶされてるお兄ちゃんなんてありえないだろうがよww」
絵翔「ん〜…」
球輝「まぁいいや、それで?」
絵翔「それで…それでね、口に付いてるケチャップを俺が拭いてやるんだ!」
球輝「確かに俺もやる時あるけど、お前の方が回数的には断然上だろ」
絵翔「貰ったお菓子を半分、分けてあげて〜」
球輝「俺がよくお前にする事な?」
絵翔「着替えを手伝ってあげて!」
球輝「俺が朝やったようにか?」
絵翔「それから…それ…から…うっ…」
球輝「どうした?」
絵翔「俺…今まで弟っぽいことしかしてない…お兄ちゃんになれない…」
球輝「俺は可愛いと思うからこのままでいいと思うんだけどな〜」
絵翔「お兄ちゃんしてみたかった…」
現実を見てしまった…
球輝(こいつ可愛いな〜しょうがねぇ)
球輝「カイト兄ちゃん。学校着いたら今日の小テストの分からない所教えて!」
あ、それなら球輝にお兄ちゃんみたいな事できる!
絵翔「しょ、しょうがないな〜お兄ちゃんが優しく教えてあげよう!」
球輝「ありがとうな!カイト兄ちゃん!」
〜学校〜
球輝「すっげ〜分かり易いよ!さすがカイト兄ちゃん!」
絵翔「それは良かった我が弟よ!」
それを見ていた生徒
A「どういう事だ?なんであいつら兄弟ごっこしてるんだよ。つか兄は絶対に球輝だろw設定逆じゃね?」
B「なんか絵翔君がお兄ちゃんしたかったらしいよwww」
A「球輝、大人だなwww」
B「あの二人本当に仲いいよね。本物の兄弟みたいwww」
END
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