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19話【ファサーってやるんだよ】にしおりをはさみました!
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19話【ファサーってやるんだよ】
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格汰「んで?なんで料理を作ることになったんだ?w」
球輝「コウタ兄の料理が凄いねって話になって、俺だって料理できるぞ!って意地はったら、俺の料理食べてみたいってなって…」
スゲェ音葉が言ったのどんぴしゃじゃねぇか
球輝「俺、料理なんてした事ないし、コウタ兄に料理を教えて欲しいんだ…本当は頼りたくないけど」
お?それが頼む態度か?
格汰「それなら料理本見て一人で作れば良いじゃねぇか」
ちょっと意地悪を言ってみる
球輝「…でも料理本よりコウタ兄の方が美味しく作れる気がするんだ。どうせ作るなら美味いものを食わせてやりたいんだ、だからお願いします…」
格汰は球輝の頭に手を乗せて
格汰「最初から素直にそう言っとけばいいんだよ!」
球輝「コウタ兄は素直に最初から教えてくれれば良かったんだろ、意地悪しないで…」
きっとこいつは俺に素直になるのが恥ずかしいのだろう。無駄に突っかかって来るし、素直になったらなったで顔が赤くなる…凄い顔が赤い
球輝「…ん」
球輝が格汰に抱きついて顔を埋める
おい、どうした?そんなに恥ずかしかったか?レアだな、とりあえず返しとこう
格汰はとりあえず抱き返した
おいおい、この作品ハグエンドが多いんだぞ?もしかしてこれで話終わりか?短くね?あれか?作者も普段料理作らないから料理の話で一話書くの辛くなったのか?そういう事か?おい!
END
ENDじゃねぇよ!させねぇよ!
格汰「今日は素直だな」
おらっ!作者!いいパスだろ!妄想しろ!ここから話を繋げろ!
球輝「…おい、それっぽい事言ってんじゃねぇよ気持ち悪い、男同士だぞ、離れろよ」
格汰「お前が先に来たんだろうが!」
格汰はそのままベアハッグをきめる
うん、球輝っぽい返しだった!流石作者だよ、分かってるよ、だがしかし!俺的にはもう少しレアな弟を楽しみたかった!!!
球輝は技をきめられ苦しんでいる、がギブアップはしない
格汰「おら、どうした?ギブしろよ」
球輝「は?…しねぇよ、うっ!」
格汰はもっと強く締め上げる。球輝は少しの間耐えたが苦しくなりギブアップする。格汰は技を緩め優しく体を支える
球輝「くそっ、また負けた…」
格汰「俺に勝とうなんて100年早えよw」
球輝「くそっ…」
球輝は悔しくなってそのままハグをして顔を埋める
こいつ直ぐハグして来る…そんなに終わらせたいのかよ球輝、作者の思うツボだぞ…
END
だからENDじゃねぇよ!料理の話なのにプロレスってどう言う事だよ!どんだけお前エロレス好きなんだよ!料理始めろよ!なんだ?尺伸ばしか?尺伸ばしなのか!?そろそろ良いだろ?
格汰「んで?どんな料理つくりたかったんだ?」
球輝「簡単なの…」
格汰「カレーとかか?」
球輝「やだ、あれはルーの味だろ?俺オリジナルの味にならないじゃん」
格汰「じゃあ、スパイス混ぜて作るか?俺は最近そうしてるぞ?」
球輝「え!?そうなの?ルー変えたのかと思った!マジかよ!最強じゃん!」
球輝はハグをやめて興奮している
格汰「それにルーから作っても隠し味とか具を変えたりしてオリジナルにはできるぞ」
球輝「具を変える?人参、玉葱、ジャガイモ肉以外に何か入れるのか?」
格汰「たとえば茄子を入れたり、ジャガイモの代わりにサツマイモ入れたり、肉だって牛とか豚とか変えれるだろ?」
球輝「あ、そうか固定概念が…隠し味は何を入れるの?」
お前、固定概念なんて難しい言葉を知っていたのか!
格汰「醤油入れたりソース入れたり、チョコとかも美味しいって聞くな。後あまり知られてないけど麺つゆ入れても美味い」
球輝「俺が知らないだけで色々とできるんだな、カレー」
格汰「どうする?カレーにするか?」
球輝「いや、他のがいい、2日目のカレーシステムがあるから失敗した時辛い…」
作らないのかよ、ここまで話題にしといて
格汰「そうか、じゃあチャーハンとかどうだ?簡単だぞ?」
球輝「今日の夜に来るから夜に食べるようなのがいいな」
ん?いつ来るって?
格汰「あ?何時に来るんだ?」
球輝「ん?1時間後」
格汰「じゃあカレーはどっちにしろ無理だったじゃねぇかよ!…オムライスはどうだ?チャーハンと工程あんまり変わんないから簡単だぞ?すぐ出来るし」
球輝「ほんと?じゃあオムライス作る」
やっと決まったぜ、まぁ一時間あるなら余裕だろ
~10分後~
格汰「じゃあ野菜を刻め」
球輝「おけー」
球輝が人参、玉葱、ピーマンを刻む
まぁ、手を切るほど不器用でもないだろう…
ずっと見てなくてもいいか、携帯弄ってよ…
球輝「できた!」
格汰「お、できたかー…ん?粉末でも目指したのか?」
一万切りもいいところだよ!全部繋がってるとかのオチにしとけよ!
球輝「いやー楽しくなっちゃって」
まぁ、楽しんでくれてるならいいか
格汰「次に卵と牛乳を混ぜる」
球輝は卵を片手で割って、ドヤ顔をしてから牛乳を入れてかき混ぜた
格汰「はいはい、凄い凄い」
球輝「なんだよ、もっと褒めろよー」
そういえばこいつ卵を片手で割る練習してたな。こいつのせいで卵料理地獄を食らった覚えがある
格汰「凄げぇなー球輝!」
球輝「心がこもってない」
だって込めてねぇもん
格汰「はい次、油を引いて人参、ひき肉、玉葱、ピーマンの順に炒める、その後ケチャップな」
今回は細かすぎるから順番守らなくても良い気もするが一応な
球輝「なぁなぁ、オリジナル感出したい!」
格汰「やめろ!初心者の失敗フラグを立てようとするな!」
球輝「でもなんかしたいんだよ、隠し味的な何かをしたい」
格汰「じゃあバターで炒めるか?」
球輝「えー?なんか普通に美味しそう」
嫌がるところか?良いだろ美味しくて!
文句を言いながら調味料を見ている
球輝「あ、良いの見つけた」
ゴマ油か、まだ失敗しないだろう
格汰「じゃあそれで炒めろ」
球輝「おけー」
意見が通ったのが嬉しいのだろう、上機嫌に炒めている
格汰「次にごはんを入れて炒め合わせて皿に盛る。また油を引いてさっきの卵を入れる」
球輝「ここはバターだな!」
調子乗りやがってwww
格汰「ここが一番の難所だ、卵をご飯の上に乗せる」
球輝「どうやってやるの?」
格汰「フライパンもってそのままファサーってやるんだよ」
球輝「なるほど、おけー」
これで伝わるから長年の付き合いは楽だ
格汰「お、美味いじゃねぇか!絶対失敗すると思ってたw」
球輝「しねぇよ!俺だぜ?」
誰だよw
格汰「後はケチャップかけるだけだが、どうせまたオリジナル感出したいとか言うんだろ?デミグラスにするか?」
球輝「いや、対抗してオーロラソースだな」
どこをどう対抗してるのかわからない、でも旨そうだな
格汰「いいんじゃないか?」
初めてオリジナル感という言葉がまともに発揮された気がする
球輝「よし、後は絵翔を待つだけだ!」
~20分後~
絵翔「おじゃましまーす」
球輝「お、やっと来たな、もう出来てるぞ!」
絵翔「本当?食べる!」
球輝「よし、ちょっと待ってろ、今すぐ持ってくる!」
絵翔「楽しみだなぁ」
球輝「お待たせ!」
絵翔「うわーオムライスだ!凄いね!本当に球輝が作ったの!?」
球輝「当たり前だろ!そういう約束だったからな!」
絵翔「上にかかってるのは何?」
球輝「オーロラソースって言ってマヨネーズとケチャップを混ぜたやつ」
絵翔「ケチャップだけじゃない所がオリジナル感出てるね!」
球輝「だろ!?わかってるわ?」
うわー凄い嬉しそう
絵翔「いただきます!」
絵翔はオムライスを一口食べる
球輝「どうだ?」
絵翔「凄い美味しいよ!野菜凄い小さいね」
球輝「そうなんだよ、野菜の食べれない人への配慮なんだ」
絵翔「へー、色々と考えてあるんだね!」
切りすぎたって言えよ
球輝「あと、隠し味にゴマ油とバターも入れたんだぜ!」
絵翔「へーそうなんだ!」
その言い方だとそのまま入れた感じになるぞ!
球輝「俺的に一番上手く行ったなーって所がファサーってやる所なんだけど!」
ファサーじゃ伝わらねぇだろ…
絵翔「上手く卵乗ったんだね?」
伝わった!?
球輝「そうなんだよ!」
絵翔「いやー凄いね!凄い美味しいよ!また作ってね!」
球輝「おう!」
絵翔が美味しそうに食べているのを見て球輝が嬉しそうにしている。途中俺を見つけてピースサインを送る
なんだよ、今日は素直すぎるだろ…w
弟の可愛さに改めて気づいた
END
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