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16 帝sideにしおりをはさみました!
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16 帝side
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翔のお母さんは 美人っていうよりかわいいって感じで。
明るくて いい人そうだ。
ちょっと… びっくりしたけど…
「帝さんどーぞ」
「おぉ」
「気を確かに持ってくださいね」
…? は?
通されたリビングには 翔によく似た女の人がいた。
「おかーさん!!!おかーさん!! 誰⁈ この人⁈ イケメン! 翔の彼氏⁇すごいよ翔!あんたよくやったよおおお!!!」
気を確かに。
意味がわかった。
「姉ちゃん… うるさいよ…」
「初めまして! 翔の姉ちゃんの凛子でっす‼︎27歳♡ イケメン大好き 腐女子だよ!よろしくねぇっ!」
「…… あ、 よろしくお願いします」
「何歳?」
「25です」
「いつでも姉ちゃんって呼んで! 翔!なんでアンタがこんないい男連れてくんのよ!!ふざけんな!」
「痛い痛い痛い!」
こめかみをぐりぐりと押す翔の姉さん。
しかし… すごく… 喋る人だなぁ…
「帝くんよね? 帝くん なんで翔なの? どっち攻め? まあ翔が受けよね、顔からして。いつから付き合ってるの?」
「えっと…」
「こら凛子、困ってるでしょ」
「ほんといつもうるさいよね…」
「出会ったのは4年前 大学で、付き合ったのは… 2年は経ちますね」
「そんなに経ってたの⁈ なんで教えてくれないの翔!」
まあいい人だろう。
こんな家庭で育ったんだな、翔は…
ほんと 翔は姉さんと似てる… 細いし。
「今日は翔の部屋に泊まってね」
「ありがとうございます」
「布団は出さなくてもいいでしょ? シングルだから狭かったら下に布団引いて♡ 一緒の布団でいいわよね!」
「お気遣いありがとうございます」
「翔 彼女もつくらなかったから、嬉しいのよ〜 子供の幸せがどんな形であっても親としては嬉しいものなのよ」
母さんに…似た常考。
「一緒に寝るの?らぶらぶねっ♡ いいなぁいいなぁ」
「姉ちゃんも早くつくれば?」
「うっせー23歳のくせに!5歳も下なくせに!私も… それなりに頑張ってるけど… 趣味を知られると引かれて終わりなのよぉ」
「いいわよ凛子は。 ほんとにかっこいい人とか連れてこないと許さないわ」
「鬼!」
みんなめんくいなのか。
ほんと明るい家庭だ。
なんてゆーか、自由?
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