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43にしおりをはさみました!
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だあぁぁぁぁぁっ!! これはなんの苦行だ!!
あれから3日、正太郎は勘違いをしたままだった。
巫女都も巫女都で、そんな正太郎を我慢してるんだと思い込み、毎晩試みてみようと正太郎の所へ来ては言い出せず断念してを繰り返している。
諦めて直ぐに眠る巫女都とは違い、正太郎はこの3日、殆んど眠れずに過ごしていて、隣でスヤスヤ眠る巫女都を見ては発情するも、ここで約束を破れば、下手したら破局。そんでヤツの所へ行かれれちまうと、居もしない相手への焦燥を募らせていた。
学校でも正太郎はボーッとしているか、巫女都に話掛けてくる者を必要以上に威嚇するかで、巫女都はそれに盛大に慌てていて、智はそんな2人の様子を見て巫女都を連れ出す。
「巫女ちゃん、これ以上被害が拡大する前に、アレ、実行に移した方がいいよ。じゃなきゃ10日経つ前に死人が出る。」
智の言葉に巫女都は曖昧に返事をし、ハァと溜め息を吐く。試みようとは思ってるんだけど、僕にはハードルが高い。
放課後、日直だった僕は、担任に資料室から明日使う資料を探して持って来て欲しいと言われて、椅子に横向きに座って壁に背を付けて半分眠てる正ちゃんにそう伝えてみたけど、たぶん聞いてない。もう良いやと思って正ちゃんを置いて僕は資料室に行った。
誰も居ない教室で正太郎は睡魔に抗えずに眠ってる。3日まともに寝れてないから学校では爆睡だ。
するとそんな正太郎のベルトをカチャカチャと外し、ズボンの前を寛げるやつがいる。
正太郎は性器に触れた感触で少し覚醒し、自分に許可無く触るのなんて巫女都だろうと決めつけて声を掛ける。
「......巫女...? っ!?...獅童、てめぇ、なにしてやがる!」
自分の足下にしゃがみ込み、性器に触れる人物が他クラスの獅童【シドウ】だと分かった途端、正太郎は胸ぐらを掴んで机の上に引き摺り倒した。
「 ご、ごめんなさいっ!...佐倉くん、告白しても全然相手してくれないし、桐谷くんと付き合ってるの分かってる。...分かってるけど、けど、身体の関係でもいいから!佐倉くんの事、諦められないんだ!桐谷くんがしてくれない事、僕、何でもするよ?だからっ、」
「何してくれっか知んねぇけど、巫女以外になんもされてぇと思わねぇから。」
必死に縋る獅童に正太郎は呆れた顔をしながらいい、言い終わると獅童を離すとズボンを上げ、ベルトを締めながら冷たく言う。
「 巫女戻って来るからとっとと失せろ。」
断られた事にショックを受けていた獅童は、その言葉でわなわなと震え、下唇を噛み締めて足早に教室から出て行った。
...溜まってるのに、触られても何の反応もしなかったな。万が一巫女に振られたら、俺は間違いなくインポだなこりゃ....。でも、
「息子よ、よく頑張った!」
巫女都以外に反応を示さなかった下半身を見つめながら、褒め称えてやった。
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