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その日の夜、巫女都は正太郎の所へ行けずに一人悶々と考えていた。
智くんの言う通り、もっと早く実行に移していたらこうはならなかったのかな。禁欲とか言い出さなければ良かったのかな。
そもそも、獅童くんとは今回だけの事なのかな、とか、考えても考えても答えは見つからないのに、ぐるぐる考えちゃってる。
「........正ちゃん、なんで?」
答えの返って来ない虚しい問いを呟いて、なにやってるんだろうって一人苦笑した。穢れを祓おうと禁欲を決めたのに、僕の心の中は邪念で穢れきっている。
「 ふふ、...これじゃ巫女失格だな、」
笑いながら言ったのに泣けてきちゃって、腕で顔を覆った。暫くそうしていたら、ドアをノックされて、泣いた顔を誰にも見られたく無くて寝たふりして応答しないでいたのに、ドアが開いて、部屋の中に誰かが入ってきた。
僕の寝ている直ぐ側に座った気配がして、寝返りを打つふりをして背を向ける。
「巫女、起きてんだろ?」
正ちゃんだ。正ちゃんにそう言われて、ドキッとしたけど、僕は答えられなかった。
「.....巫女、今まで恐くて避けてたけど、やっぱちゃんと話そ?このままギクシャクするの嫌だし。...話し聞いて?」
正ちゃんの言葉に僕は背を向けたまま何も言わずに首だけ振る。本人の口から聞いた所で事実は変えられないし、自分達の中の何かが変わってしまう様な気がして、僕は正ちゃんの話しを聞くのが嫌だった。なのに正ちゃんは話し始めた。
「......巫女が浮気したの、凄ぇショックだったけど、別れるのは嫌なんだ...、だから...」
「えっ!? なに言ってるのっ!? 僕がそんな事する訳無いじゃん!?う、浮気したのは正ちゃんじゃん!!」
「 はぁっ!?...んで俺なんだよ?...つか、巫女してねぇの?」
「.....してません。」
「良かったぁ」とホッとした顔をする正ちゃんに腹が立つ。
「全っ然、良くない!!例え僕がそういう事したとしても、正ちゃんが浮気して良い理由にはならないんだから!!思い込みで浮気するなんて酷いよ!!正ちゃんの馬鹿っ!!」
「 巫女の方こそ思い込んでるだろ!俺だって浮気なんかしてねぇよ!!」
「.....嘘つき。正ちゃんの嘘つきっ!!僕、見たんだから!!今日の放課後、教室で正ちゃんと獅童くんがシテる所みたんだから!!」
僕が言いきると正ちゃんは固まった。バレないだろうと嘘を突き通すつもりだったんだと思い、僕は辛くなって顔を歪めると、枕にその顔を埋めて隠して正ちゃんに言い放つ。
「 浮気者!!正ちゃんなんか大っ嫌いっ!!!」
「 み、巫女っ!?誤解だから!?なんもねぇから!マジで。な、な?ちゃんと話そ?」
大嫌いの言葉に精神的ダメージが大き過ぎるも、俺は慌ててそう言った。けど巫女は枕から顔も上げずに首を振って断固拒否の構えだ。これはマジでヤバいと、そのまま巫女都に獅童との事を一から十まで説明した。
暫くすると、巫女都はおずおずと枕から顔を上げて正太郎に聞く。
「 本当に本当?」
「 本当に本当!」
「 絶対? 」
「 絶対っ!神に誓って!!」
「......なら、.....信じる、」
その言葉を聞いて俺はようやくハァッと詰めてた息を吐き、巫女を抱き上げて自分の上に乗せるとゴロッとそのまま横になった。
「 .....マジで焦った。許して貰えないかと思って寿命が縮んだわ...。」
大いにホッとした顔をしてる正ちゃんを笑ったけど、僕も勘違いして酷いこと言っちゃったから、ちゃんと謝っておこって思う。
「 大っ嫌いなんて言ってごめんね。嘘だからね?」
「 .....そういうのは態度で示して貰える?」
ジト目を向けて言われて、少し考えて僕は笑いながら正ちゃんにキスをした。
「チュッ。っ!?んん!?....っ、」
軽くして離れようとした巫女の頭を押さえて、俺は深く長いキスをする。こんくらい味あわねぇと、俺の受けたダメージは回復できねぇから。
暫くして唇を離すと、巫女が真っ赤な顔でおろおろしだしたから、どうした?と声を掛ける。
「.....あ、当たってる、」
正ちゃんの性器が凄い事になっちゃってて、僕の下肢を押し上げてくる。
「あー、溜まってっからな。でも、神事終わるまで我慢するよ。」
苦笑いでそう答える正ちゃん。やっぱ凄い我慢させちゃってるよなと思って、僕は意を決して正ちゃんのスウェットを引っ張ってお願いした。
「...しょ、正ちゃん、...これ、脱いで、」
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