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69にしおりをはさみました!
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正太郎は湧き上がる色欲を抑えるのに必死だった。
一度取り付かれた卑猥な妄想が中々払拭出来ず、あの後も小さな刺激で一々反応しちまってて、もう出さなけりゃ無理だと俺は思ってるけど、トイレまでとはいえ、勃起したまま松葉杖で院内を練り歩く等真っ平ごめんだ。
考えあぐねた結果、巫女都にだけ断ってここで右手妻に頑張ってもらおうと決める。
「巫女、...わりぃんだけど、少しの間ベッド代わってくんね?...これ、ちっと何とかしねぇともう無理かな...。」
「.......あ、.......わかっ...た」
これと言われて指差された正ちゃんの性器の起立を見て、僕はいそいそとベッドを立ち上がると、正ちゃんと場所をチェンジした。カーテンが引かれて、窓際のベッドに座った正ちゃんの後ろ姿のシルエットが西陽に照らされて影になってカーテンに浮かび上がってる。
何をしているか分かっているだけに、僕は羞恥でそのシルエットさえ見てることができなかったんだけど、病室のドアを凝視しながら考えた後、時計を見て時間を確認する。
......誰も...来ないよね...?
僕はもう一度ドアを見てから、意を決してカーテンの向こう側に行った。
「.......正ちゃん、」
「...っ...巫女っ、もうちょいっ...待って...」
振り返りもせず、そう言ってきた正ちゃん。僕は一瞬たじろいだけど、拳を握って気合いを入れると、正ちゃんの後ろにくっついて腕を腰に回し、性器を弄る正ちゃんの手に自分の手を添えた。
「........巫女?」
「.....左手だけ...貸してあげる。一人じゃ...寂しいでしょ...?」
その言葉に俺が振り向こうとすると、腰に回された巫女の手にギュッと力がこもる。
「...こっち、向かないで。見たら出来なくなりそうだから.......。」
「...そ。じゃ、遠慮なく」
俺は巫女都の左手にチンコを握らせると、自分の右手で巫女都の手ごと握り込んで扱く。
「...ハッ...巫女っ...」
手が代わっただけでさっきとなんら変わりゃしねぇが、巫女のひんやりとした手や背中に感じる息遣い、その全てに快感が助長されてくみたいだ。
夢中で扱くと先走りが溢れ、ズクズクとチンコが膨らんで、俺は巫女に確認する。
「...巫女っ、...イきそっ...なんだけど、巫女の手に出していい?...っ」
「...ど、...どうぞ.......。」
巫女の了承を得ると手を早めた。巫女都の手で先端をぐりぐりとすると、為すがままだった巫女が自分の意思で裏筋に指を滑らせてスーッとなぞってきて、俺は思わず息を詰める。
「...っ、く、ハッ...はぁ、...」
思わぬ刺激にあっさり出しちまった俺は、巫女に少し体重を預けた。
「...ハァ。手、サンキューな。」
「...どう...致しまして...。正ちゃん、手洗いたいから退いて?」
「...あっそ。余韻に浸らしてはくれないのね...。」
「 だ、だって、...もし誰か入って来たら困るじゃん。片付けてから浸って。」
巫女は言うなり、ベッドから降りてドア横の洗面台にそそくさと行っちまったから、俺はジト目を向ける。時間が経つと余韻って消えてくんだぞ巫女め。
「よお!仲良く骨折だって?」
巫女都が洗面台に着くなり、ノックも無しに、スーッとドアが開き、智がそう言いながら入ってきた。
「 っ!!? 」
「 お!巫女ちゃん!.....んー?」
びっくりし過ぎて、固まった僕の左手の中を凝視した智くんが、ハァとため息を吐いたから、僕は恥ずかしくて消えちゃいたい気持ちになる。
「...二人とも、とっても楽しそうね。...俺、今日ぼっちで凄げぇ孤独だったよ...。巫女ちゃん、可哀想な俺のも慰めてくれる?」
「...あ、えっと...、」
「 やるか、ボケっ!!」
智の言葉に巫女都は困り、正太郎はカーテン越しに智に怒鳴り散らした。
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