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the midnight sunー白夜ーにしおりをはさみました!
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the midnight sunー白夜ー
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がむしゃらに毎日を過ごしていた。
自分のことでいっぱいで、他人を寄せ付けず、ひたすら身を捧げる毎日。
自分を見失しなわないように必死だった。
自分を守るのに必死だった。
自分を保つのに必死だった。
誰かに縋りたかった。
誰かに甘えたかった。
誰かに──愛して欲しかった。
何よりも、ぬくもりが、欲しかった。
心の片隅で切望していたすべてが──ここにある。
街から”白夜”は消えた。
『Show nights with the midnight sun.』
─白夜を見せてくれ─
合い言葉が交わされる事は、もう二度とない。
自分のしてきたことは、決して綺麗なもんじゃない。
自分を傷つけ、時には誰かを傷つけ、そして汚れて行った。
これからもきっと、過去のことで傷つき、そして傷つけることもあるだろう。
どれだけ悔やんでも、過去は変えられない。
だけど、染めてやるって言ってくれたから。
な、隆盛。
ギュッと抱きつくと、それ以上の力で抱き返される。
そのぬくもりに身を寄せ、鼓動を感じながら、俺は眠りについた。
今ここにある幸せをかみしめながら────………。
END
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